アイスランドカモメは、名前に反してアイスランドでは繁殖せず、カナダ北極圏とグリーンランドで繁殖するカモメです。日本ではまれな冬鳥で、おもに翼の先が黒っぽいカナダカモメが、千葉県銚子市などで毎冬少数見られます。カナダカモメは近年この種の亜種として扱われるようになりました。
姿・形
- 姿
- 全長50~64cmです。全体に淡い灰白色で、嘴が小さく頭が丸く、脚は短めです。翼の先は真っ白なものから、灰色の斑があるもの、黒っぽいもの(カナダカモメ)まで変化があります。
- 声
- セグロカモメに似た笑うような声ですが、より高い声です。
間違えやすい生き物
すむ場所
- よく見られる場所
- 海岸
- 港
- 大きな湖
- 分布
- カナダ北東部の北極圏とグリーンランドの海岸の崖で繁殖し、冬は北大西洋沿岸、北アメリカ北東部、五大湖、北アメリカ太平洋岸などで越冬します。
- いる時期
- 日本ではまたはまれな冬鳥です。亜種カナダカモメは北海道や千葉県などで記録があり、千葉県銚子市では毎冬少数が渡来します。翼の先が白いタイプの記録は北海道と千葉県だけです。
暮らし
- 食べ物
- 魚、貝、甲殻類、動物の死体などを食べ、ごみ捨て場や漁港でも餌をあさります。
- 活動
- 飛びながら水面に軽く降りて餌を取るほか、泳いだり歩いたりしながら餌を探します。
繁殖と一生
- 巣
- 海に面した崖の岩棚に、草・コケ・海藻で巣を作ります。集団で繁殖することが多いです。
- 卵の数
- 卵2~3個
- 成熟まで
- 成熟するまで約4年かかります。
名前と分類
- 名前について
- カナダカモメ(L. g. thayeri)は長く独立した種とされてきましたが、2017年にアメリカ鳥学会がアイスランドカモメの亜種にまとめました。日本では今もカナダカモメを別種として紹介する資料があります。
保全状況
- IUCNレッドリスト
- LC低懸念絶滅のおそれは低いです
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