ニオイヒバは、北米原産の一年中葉をつける木で、日本では庭や生け垣に植えられています。葉をもむと甘い香りが強くなることが、名前の由来です。

姿・形

姿
一年中葉をつける木で、全体は円すい形になりやすいです。赤褐色から灰褐色の樹皮は、縦に薄くはがれます。
葉
長さ3~5mmほどのうろこのような葉が、平たい小枝を覆います。裏面に目立つ白いはなく、葉をもむと甘い香りがします。
花の時期
日本で4~6月
実
は長さ9~14mmほどの卵形で、初めは緑色、10~11月に熟すと褐色になります。薄い葉のような部分が瓦のように重なります。

間違えやすい生き物

ヒノキChamaecyparis obtusa

ヒノキは葉の裏に白いY字形の模様がはっきり見えます。ニオイヒバの裏面には、そのような目立つ白い気孔帯がありません。

間違えやすい理由どちらも平たい小枝にうろこのような葉がつく常緑樹です。

コノテガシワPlatycladus orientalis

ニオイヒバは小枝の表裏で色が少し違い、細長い球果がつきます。コノテガシワは平たい枝を立てることが多く、球果のうろこ状の部分の先が角のように張り出します。

間違えやすい理由庭で植えられ、どちらも平たい葉の枝をつくります。

すむ場所

よく見られる場所
  • 庭園
  • 公園
  • 生け垣
分布
野生ではカナダ東部からアメリカ北東部・中北部に分布します。日本には明治中期に渡来し、特に北日本の公園や庭園で植えられています。
好む環境
湿り気があり、水はけのよい土を好みます。寒さには強い一方、夏の乾燥や潮風には弱いです。
花の時期

4〜6月に咲きます

花 4〜6月

育て方

育て方
刈り込みに耐え、円すい形・柱形・球形や、緑葉・黄葉など多くのがあります。生け垣や目隠しにも使われます。
増やし方
種子で増え、園芸品種は挿し木でも増やします。低い枝が地面に触れて根を出すこともあります。

名前と分類

品種といろいろな姿
細い円すい形の‘Smaragd’や、黄葉で球形になる品種など、多数の栽培形があります。

保全状況

IUCNレッドリスト
LC低懸念絶滅のおそれは低いです
ニオイヒバ(Thuja occidentalis)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo