フジマメは、花の形や色がフジに似ていることから名づけられたつる性の豆です。熱帯アフリカ・アジア原産で、日本には9世紀以降たびたび伝わり、若いさやを野菜として食べてきました。関西ではフジマメを「インゲンマメ」と呼ぶ地域があり、センゴクマメ(千石豆)とも呼ばれます。
姿・形
- 育つ姿
- 自分でつるを巻きつけて登るつる性植物で、つるは3〜5mになります。30〜50cmほどのつるなし種もあります。
- 葉
- 3枚の小葉からなる葉をつけます。さやが紫色の品種は葉も紫がかり、観賞用としても人気があります。
- 花
- 紫色または白色の蝶形の花が穂状に咲きます。花が上向きに咲くのが特徴です。さやが緑色の品種は白い花を咲かせます。
- 実
- さやは平たく、鎌のように曲がります。紫色のものと緑色のものがあります。
間違えやすい生き物
すむ場所
- よく見られる場所
- 畑
- 家庭菜園
- 分布
- 熱帯アフリカとアジアが原産で、熱帯各地で栽培されています。日本では野生化しておらず、畑で栽培されます。
- 好む環境
- 暑さを好む高温性の作物で、栽培の適温は23〜25℃です。
育て方
- 育て方
- 春に種をまき、初夏から盛夏に若いさやを収穫します。さやが8〜10cmになった頃が収穫の目安です。
- 増やし方
- 種子で増やします。
- 毒性
- 豆とさやには青酸を生じる成分が含まれています。熟した種子は水を何度か替えながら長時間加熱する必要があり、大量に食べると危険とされています。
名前と分類
- 名前について
- インゲンマメ(Phaseolus vulgaris)とは別の植物です。関西ではフジマメをインゲンマメ、インゲンマメをサンドマメと呼ぶ地域があり、名前が入れ替わっています。旧学名は Dolichos lablab です。
文化と話題
- 文化と話題
- 岐阜県の「千石豆」は飛騨・美濃伝統野菜に、石川県の「加賀つるまめ」は加賀野菜に選ばれています。
- 若いさやは天ぷら、和え物、炒め物、汁の実などにします。
- 東洋医学では種子を「扁豆」と呼び、生薬として使います。
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