クジャクチョウは、4枚の翅それぞれにクジャクの飾り羽のような大きな目玉模様がある蝶です。日本では滋賀県以北に分布する北方系の蝶で、本州中部では標高の高い山地、東北地方や北海道では平地でも見られます。成虫で冬を越すため、早春から飛び始めます。
姿・形
- 姿
- 翅の表は赤褐色で、4枚の翅に大きな目玉模様があります。裏は褐色に細かい筋模様があり、枯れ葉や樹皮に止まると見分けにくくなります。開張は約5.5cmです。
- 季節による姿
- 成虫は4〜9月に見られ、年2回発生します。成虫で越冬し、早春にはキベリタテハやシータテハと一緒に飛び始めます。
すむ場所
- よく見られる場所
- 山地
- 草原
- 林縁
- 分布
- ヨーロッパから東アジアまで分布します。日本では滋賀県より北に分布し、九州ではとみられる記録がわずかにあるだけです。
- 好む環境
- 本州中部では高い山地に限られますが、東北地方や北海道では平地でも見られます。
- 見られる時期
日本の場合
活動 4〜9月
暮らし
- 活動
- 目玉模様は天敵を驚かせて身を守るためと考えられています。
- 冬越し
- 成虫で越冬します。
繁殖と一生
- 幼虫の食草
- 幼虫はホップ、カラハナソウ、ホソバイラクサ、エゾイラクサ、ハルニレなどを食べます。
名前と分類
- 名前について
- 以前は Inachis io という学名でも呼ばれていました。日本を含む東アジアのものは geisha(Aglais io geisha)とされます。
保全状況
- IUCNレッドリスト
- LC低懸念絶滅のおそれは低いです
- 現状
- 神奈川県のレッドリストでは絶滅危惧II類に指定されています。
文化と話題
- 文化と話題
- 亜種名 geisha は「芸者」に由来し、色鮮やかな翅を着飾った芸者に見立てた名前です。
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