ナミテントウは日本の草地や畑で身近に見られるテントウムシです。背中は橙色や赤色に黒い点があるもの、黒地に赤い点があるもの、点のないものなど、色や模様が多彩です。成虫も幼虫もアブラムシ類を食べます。

姿・形

姿
体長は約5~8 mmです。は橙色や赤色に黒い斑がある型だけでなく、黒地に赤い斑がある型や斑のない型もあります。

間違えやすい生き物

ナナホシテントウCoccinella septempunctata

ナナホシテントウは赤い上翅に黒い斑が合計七つあります。ナミテントウは地色も斑の数も大きく変わり、頭の後ろの白い部分に黒いM字形が見えることが多いです。

間違えやすい理由どちらも丸い赤黒の体で、アブラムシを食べます。

オオニジュウヤホシテントウHenosepilachna vigintioctomaculata

オオニジュウヤホシテントウは赤褐色の体に細かな毛があり、上翅には左右14個ずつ黒い斑があります。ナミテントウは表面に光沢があり、の型が多様です。

間違えやすい理由どちらも橙色系で黒い斑が多い個体があります。

クリサキテントウHarmonia yedoensis

成虫はクリサキテントウの翅の先がやや尖り、本種はより丸く見えます。ただし差は小さく、写真だけでは難しいことがあります。育った幼虫の形を比べると区別しやすいです。

間違えやすい理由どちらも上翅の色や斑紋の変化が多いです。

似たテントウムシの見分け方
上翅の見た目見分ける手がかり
ナミテントウ色も斑も多彩翅先が比較的丸い
ナナホシテントウ赤地に黒い斑7個斑の数が一定
オオニジュウヤホシテントウ赤褐色に細かな毛黒い斑28個
クリサキテントウ色も斑も多彩翅先がやや尖る

すむ場所

よく見られる場所
  • 草地
  • 畑
  • 林
  • 住宅地
分布
北海道から九州に広く分布します。沖縄本島と石垣島では、国内から移り込んだ個体群が記録されています。
記録される時期

一年中、毎年記録されています · 記録が特に多いのは5月

活動 4〜11月

日本での観察1,499件・10年分 · 参考

暮らし

食べ物
成虫も幼虫もアブラムシ類などの小さく柔らかい昆虫を捕食します。
活動
日本では主に4~11月に見られます。
群れの暮らし
晩秋には樹皮の下などに集まり、成虫でします。
冬越し
成虫が集団で越冬します。

繁殖と一生

幼虫
植物上の餌の近くに黄色い卵をまとめて産みます。幼虫は黒っぽく、体の側面に橙色の模様と小さな突起があります。

保全状況

IUCNレッドリスト
NE未評価まだ評価されていません

文化と話題

文化と話題
  • 飛びにくい系統を育て、施設野菜のアブラムシ防除に使う生物農薬が実用化されています。
ナミテントウ(Harmonia axyridis)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo