ニジュウヤホシテントウは、アブラムシを食べる多くのテントウムシと違い、ナスやジャガイモなどナス科の葉を食べる害虫です。に黒い紋が合わせて28個あり、細かい毛におおわれてつやがありません。関東より西の暖かい地域に多く、テントウムシダマシとも呼ばれます。
姿・形
- 姿
- 体長6~7mmほどの半球形です。黄褐色~赤褐色の地に黒い紋が多数あり、上翅の紋は左右合わせて28個です。灰色の短い毛が密生していて、光沢は鈍いです。
間違えやすい生き物
すむ場所
- よく見られる場所
- 畑
- 家庭菜園
- 草地
- 分布
- 本州の温暖な地域(おもに関東以西)から四国、九州、南西諸島に分布します。国外では台湾、中国、インドシナ、インド、ニューギニア、オーストラリアに見られます。
- 好む環境
- 年平均気温14℃以上の地域が分布の目安とされ、それより涼しい地域にはオオニジュウヤホシテントウがすみます。
暮らし
- 食べ物
- 成虫も幼虫も、ジャガイモ、ナス、トマト、ホオズキ、イヌホオズキ類、ワルナスビなどナス科植物の葉を食べます。葉の裏から表皮を残して食べるため、波状・網目状の食べ跡が残ります。
- 活動
- 越冬した成虫は4月上旬ごろから現れ、年に2~3回世代をくり返します。
- 冬越し
- 成虫で越冬します。
繁殖と一生
- 幼虫
- 幼虫は白いで、背中に先端の黒い枝分かれした突起が並びます。卵は約7日、幼虫期は約30日、蛹は約7日です。
- 幼虫の食草
- ナス科植物(ジャガイモ、ナス、トマト、ホオズキ、ワルナスビなど)。
保全状況
- 脅威
- ナス科作物の重要な農業害虫で、ジャガイモでは生育の遅れやイモの肥大不良、ナスでは生育の遅れや実の傷みを起こします。
文化と話題
- 文化と話題
- 和名も学名の種小名(vigintioctopunctata=28の点)も、上翅の28個の黒紋に由来します。
- 害虫であることから「テントウムシダマシ」と呼ばれますが、テントウムシダマシ科という別のグループがあるため、生物学的にはすすめられない呼び方です。
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