ニジュウヤホシテントウは、アブラムシを食べる多くのテントウムシと違い、ナスやジャガイモなどナス科の葉を食べる害虫です。に黒い紋が合わせて28個あり、細かい毛におおわれてつやがありません。関東より西の暖かい地域に多く、テントウムシダマシとも呼ばれます。

姿・形

姿
体長6~7mmほどの半球形です。黄褐色~赤褐色の地に黒い紋が多数あり、上翅の紋は左右合わせて28個です。灰色の短い毛が密生していて、光沢は鈍いです。

間違えやすい生き物

オオニジュウヤホシテントウHenosepilachna vigintioctomaculata

オオニジュウヤホシテントウはやや大きく(6.5~8mm)、上翅の肩が前に張り出し、背中の盛り上がりと黒紋も大きいです。幼虫の背中の突起は全体が黒く、本種は先端だけが黒いです。年1回の発生で、より涼しい地域にすみます。写真だけでは見分けにくいことも多いです。

間違えやすい理由姿も食草も食べ跡もよく似ていて、関東などでは両種が混じってすむ地域もあります。

ナミテントウHarmonia axyridis

ナミテントウは体がなめらかで強いつやがあります。ニジュウヤホシテントウは毛におおわれ、つやがありません。

間違えやすい理由丸い体に斑点がある姿が似ています。

すむ場所

よく見られる場所
  • 畑
  • 家庭菜園
  • 草地
分布
本州の温暖な地域(おもに関東以西)から四国、九州、南西諸島に分布します。国外では台湾、中国、インドシナ、インド、ニューギニア、オーストラリアに見られます。
好む環境
年平均気温14℃以上の地域が分布の目安とされ、それより涼しい地域にはオオニジュウヤホシテントウがすみます。

暮らし

食べ物
成虫も幼虫も、ジャガイモ、ナス、トマト、ホオズキ、イヌホオズキ類、ワルナスビなどナス科植物の葉を食べます。葉の裏から表皮を残して食べるため、波状・網目状の食べ跡が残ります。
活動
越冬した成虫は4月上旬ごろから現れ、年に2~3回世代をくり返します。
冬越し
成虫で越冬します。

繁殖と一生

幼虫
幼虫は白いで、背中に先端の黒い枝分かれした突起が並びます。卵は約7日、幼虫期は約30日、蛹は約7日です。
幼虫の食草
ナス科植物(ジャガイモ、ナス、トマト、ホオズキ、ワルナスビなど)。

保全状況

脅威
ナス科作物の重要な農業害虫で、ジャガイモでは生育の遅れやイモの肥大不良、ナスでは生育の遅れや実の傷みを起こします。

文化と話題

文化と話題
  • 和名も学名の種小名(vigintioctopunctata=28の点)も、上翅の28個の黒紋に由来します。
  • 害虫であることから「テントウムシダマシ」と呼ばれますが、テントウムシダマシ科という別のグループがあるため、生物学的にはすすめられない呼び方です。

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出会った生き物を記録して、集めていこう

写真を残すと日付や場所と一緒に整理され、地域のアルバムを一種ずつ埋めていけます。

ニジュウヤホシテントウ(Henosepilachna vigintioctopunctata)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo