フタトゲチマダニは日本の草地や林に広く暮らすマダニで、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)や日本紅斑熱を人にうつすことがあります。血を吸う前の成ダニは3mmほどですが、吸血すると10mmほどにふくらみます。

姿・形

姿
体は平たい卵形の茶色で、背中にはっきりした模様はありません。吸血前の成ダニは3mmほどで、吸血すると10mmほどにふくらみます。

間違えやすい生き物

キチマダニHaemaphysalis flava

肉眼や写真では見分けるのが難しいです。確かめるには、顕微鏡で口の部分などの細かい特徴を調べる必要があります。

間違えやすい理由同じチマダニ属で、どちらも野山にいて日本紅斑熱を媒介するダニとして挙げられているためです。

すむ場所

よく見られる場所
  • 草地
  • 林
  • 牧場
分布
ロシアから東南アジア、オーストラリア、ニュージーランドにかけて広く分布します。日本では北海道から沖縄の八重山諸島まで見られます。
好む環境
草の茎や葉の上で、宿主が通りかかるのを待ちます。
見られる時期

日本の場合

活動 5〜10月

暮らし

食べ物
ウシ、ニホンジカ、イヌ、人、鳥などから血を吸います。1回の吸血は1週間ほど続きます。
活動
おもに5〜10月に活動します。
冬越し
幼ダニか成ダニの姿で、落ち葉の下などで冬を越します。

繁殖と一生

増え方
雄と交尾せず雌だけで卵を産むの系統と、雄と雌がいる両性生殖の系統があります。日本では単為生殖の系統が広く見られ、西日本には両性生殖の系統がいます。吸血を終えた雌は1か月ほどのうちに2,000〜3,000個の卵を産み、その後死にます。
寿命
吸血しなくても1年ほど、湿り気が十分あれば2年近く生きのびます。

注意すること

注意すること
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)、日本紅斑熱、Q熱をうつすことがあります。イヌやウシには、などの原虫による病気をうつします。

保全状況

IUCNレッドリスト
NE未評価まだ評価されていません

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出会った生き物を記録して、集めていこう

写真を残すと日付や場所と一緒に整理され、地域のアルバムを一種ずつ埋めていけます。

フタトゲチマダニ(Haemaphysalis longicornis)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo