ウシは約1万500年前に野生のオーロックスを家畜にした動物で、日本では古墳時代から飼われてきました。現在は黒毛和種などの和牛と、白黒模様の乳牛ホルスタインがよく知られています。

姿・形

姿
大きな胴体、短い首、一対の角、短めの脚が特徴です。鼻の表面の模様(鼻紋)は一頭ごとに違い、個体の見分けに使われます。

すむ場所

よく見られる場所
  • 牛舎
  • 牧場
  • 農村
分布
世界各地で飼われています。日本では全国の農家で飼育され、鹿児島県の口之島には野生化したウシがすんでいます。

暮らし

食べ物
上あごに前歯がなく、長い舌で草を巻き取って食べます。胃は4つに分かれ、前の3つにすむ微生物が草の繊維を分解し、食べた草を口に戻してかみ直すをします。
感覚
舌のは約2万5000個で、ヒトの約5倍あるとされます。目が顔の横にあるため、ほぼ真後ろ近くまで見渡せます。

繁殖と一生

妊娠期間
約285日です。
寿命
本来の寿命は25〜30年ほどですが、飼われているウシの多くはそれよりずっと早く出荷されます。

名前と分類

名前について
背中にこぶのあるコブウシを、ウシの亜種(Bos taurus indicus)とする見方と、別の種(Bos indicus)とする見方があります。
品種といろいろな姿
和牛は黒毛和種・褐毛和種(熊本・高知)・日本短角種(東北・北海道)・無角和種(山口)の4品種です。乳牛ではオランダ原産で白黒模様のホルスタインが代表的です。

保全状況

IUCNレッドリスト
NE未評価まだ評価されていません
現状
山口県見島の見島ウシは、西洋種と交雑していない日本在来の牛として、1928年に産地が国の天然記念物に指定されました。1975年には成牛が33頭まで減り、2020年には約90頭まで回復しています。

文化と話題

文化と話題
  • 3世紀の『魏志倭人伝』には日本に牛馬がいないと書かれており、ウシは大陸から持ち込まれたと考えられています。確実な最古の牛骨は奈良県御所市の南郷遺跡(5世紀)から出ています。
  • 十二支の「丑」の動物です。牛頭天王のような神や、牛鬼のような妖怪のモチーフにもなっています。

ほかの生き物も見てみる

出会った生き物を記録して、集めていこう

写真を残すと日付や場所と一緒に整理され、地域のアルバムを一種ずつ埋めていけます。

ウシ(Bos taurus)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo