カマドコオロギは、淡い褐色の平たいコオロギで、昔は人家のかまどのまわりにすみついていたことからこの名がつきました。日本では本州以南に見られますが、本州では温泉地や温室など一年中暖かい場所に限られ、奄美諸島より南では普通です。世界の熱帯・亜熱帯に広く分布し、日本へは持ち込まれた種と考えられています。
姿・形
- 姿
- 体長は14〜17mmほどです。体は平たく淡い褐色で、の後ろのふちと腹部のつけ根の背中に濃い帯が目立ちます。幼虫のうちから成虫と同じ模様をしています。
- 育つ姿
- 翅の短い短翅型が普通で、まれに長翅型も出ます。オスの前翅は腹の中ほどまで、メスの翅はうろこのように小さくなっています。
- 声
- オスがやや甲高い声で鳴きます。ふだんは落ち葉の下などに隠れています。メスは鳴きません。
間違えやすい生き物
ツヅレサセコオロギVelarifictorus micado
ツヅレサセコオロギはつやのある黒褐色で、額に「∧」形の黄白色の模様があります。カマドコオロギは全体が淡い褐色で、濃い帯模様があるので色で見分けられます。
間違えやすい理由大きさが近く、人家のまわりの地面で見られます。
すむ場所
- よく見られる場所
- 道ばた・歩道
- 市街地
- 温泉地
- 温室
- 人家のまわり
- 分布
- 本州以南に分布し、本州では温泉地や温室など一年中暖かい場所に限られます。小笠原諸島や南西諸島にもすみ、奄美諸島より南では普通に見られます。国外では朝鮮半島、台湾、東南アジアなど熱帯・亜熱帯に広く分布します。
- 好む環境
- 南西諸島では夜、市街地の歩道や道路沿いでよく見られます。地面の色にまぎれて見失いやすいです。
- 見られる時期
日本の場合
活動 1〜12月
暮らし
- 活動
- 成虫は一年中見られます。
繁殖と一生
- 増え方
- メスはすき間にたまった土に卵を産みます。
育て方
- 育て方
- 比較的簡単に増やせるため、爬虫類のえさとして販売されています。
名前と分類
- 名前について
- 別名にウスイロコオロギ、ソバヤコオロギがあります。
保全状況
- IUCNレッドリスト
- NE未評価まだ評価されていません
文化と話題
- 文化と話題
- かつてはかまどのある家にすみついていましたが、かまどが使われなくなるとともに人家では見かけなくなりました。
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