モウソウチクは日本の竹で最大級の種類で、春のタケノコとしていちばんなじみのある竹です。中国原産で、江戸時代の1700年代前半に薩摩藩を通じて入ったとされ、今では日本各地に広く植えられています。手入れされなくなった竹林が広がり、周りの林を傷めることが問題になっています。
姿・形
- 姿
- 高さ10〜20m、太さ8〜20cmほどになり、条件がよいと25mに達します。節の輪は1つで、節と節の間は比較的短めです。
- 育つ姿
- を横にのばして新しいを出し、竹林をつくります。
- 花
- 花はめったに咲かず、数十年に一度ともいわれます。
間違えやすい生き物
すむ場所
- よく見られる場所
- 竹林
- 里山
- 人家の周り
- 分布
- 北海道函館付近から九州、沖縄諸島まで分布します。日本の自生種ではなく、植えられたものが広がっています。
繁殖と一生
- 増え方
- 花が咲くと地下茎まで枯れます。地下茎が生き残るハチクとはこの点が違います。
育て方
- 増やし方
- おもに地下茎で増えます。種子ができることはごくまれです。
名前と分類
- 名前について
- 以前は Phyllostachys pubescens や P. heterocycla という学名でも呼ばれました。別名は江南竹、モウソウダケです。
- 品種といろいろな姿
- 節が亀の甲羅のように斜めに交互に寄るキッコウチク、稈に黄色の縞が入るキンメイモウソウなどが観賞用に育てられています。
保全状況
- IUCNレッドリスト
- NE未評価まだ評価されていません
- 現状
- 環境省・農林水産省の生態系被害防止外来種リストでは「」に位置づけられています。愛知県では野外に放つことが規制されています。
- 脅威
- 1970年代以降、放置された竹林が広がり、周りの植生を壊すことが問題になっています。仕切り板を地中に埋めて、地下茎が広がるのを止める方法があります。
文化と話題
- 文化と話題
- 名前は、中国の三国時代・呉の孟宗が、冬に母のために雪の中でタケノコを掘り当てたという二十四孝の話に由来します。
- 竹材は花器、ざる、かご、すだれ、箸などに使われ、2000年代以降は野球のバットの材料にもなっています。
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