キタキチョウは、本州より南の草地や道ばた、町なかでふつうに見られる黄色い小さなチョウです。成虫のまま冬を越すので、早春から飛ぶ姿が見られます。以前はミナミキチョウと同じ「キチョウ」として扱われていました。

姿・形

姿
モンキチョウより少し小さいチョウです。翅は黄色で、オスのほうが色が濃いです。表の外側は黒く縁どられ、裏面には褐色の斑点があります。
季節による姿
夏型は黒い縁どりが太く、は細いか、ほとんどありません。

間違えやすい生き物

ミナミキチョウEurema hecabe

前翅のふちの毛()が、キタキチョウは黄色、ミナミキチョウは褐色です。見分けはむずかしく、ふちが写った拡大写真が必要です。

間違えやすい理由以前は同じ種とされていたほどよく似ています。ミナミキチョウは奄美諸島より南にいます。

ツマグロキチョウEurema laeta

ツマグロキチョウは前翅の先がとがり、後翅の裏に薄い灰色の斜めの線があります。

間違えやすい理由大きさも色もよく似た黄色いチョウで、河原などの草地にいます。各地で数が減っていて、見られる場所は限られます。

すむ場所

よく見られる場所
  • 草地
  • 畑のまわり
  • 道ばた
  • 市街地
分布
本州(秋田・岩手より南)、四国、九州、南西諸島に分布します。台湾にもいます。

暮らし

活動
1年に5〜6回成虫が現れ、早春から活動します。
冬越し
成虫で越冬します。

繁殖と一生

幼虫
メスは食草の若い葉や新芽に卵を1個ずつ産みます。卵は約1mmで乳白色です。
幼虫の食草
幼虫はネムノキ、カワラケツメイ、ハギ類などマメ科植物の葉を食べます。

名前と分類

名前について
かつての「キチョウ」は、現在ミナミキチョウ(Eurema hecabe、奄美諸島以南)とキタキチョウに分けられています。両種がいっしょにすむ地域でも交雑せず、食草も違います。

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出会った生き物を記録して、集めていこう

写真を残すと日付や場所と一緒に整理され、地域のアルバムを一種ずつ埋めていけます。

キタキチョウ(Eurema mandarina)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo