カワラケツメイは、葉や種子をお茶の代わりに煎じて飲んできたマメ科の一年草です。河原や土手に生え、夏の終わりから秋に黄色い花を咲かせます。絶滅が心配されるツマグロキチョウの幼虫は、この草だけを食べて育ちます。

姿・形

育つ姿
高さ30~60cmの一年草で、まれに多年草になります。茎はまっすぐ立ち、まばらに枝分かれします。
葉
小葉が15~35対並ぶ羽のような葉で、夜になると小葉を閉じます。
花
直径1cmほどの黄色い5弁花です。マメ科に多い蝶の形の花ではなく、花びらがほぼ同じ形に開きます。
花の時期
8~10月に咲きます。
実
晩夏から秋に長さ3~4cmの平たいをつけ、熟すと裂けて8~12個ほどの種子を飛ばします。

間違えやすい生き物

クサネムAeschynomene indica

クサネムは毛がなく、茎の中が空洞です。いちばん確実な見分け方は果実の向きで、カワラケツメイの果実は上を向き、クサネムの果実は垂れ下がります。

間違えやすい理由どちらも水辺に生え、羽のような葉をもつマメ科の草です。

アレチケツメイChamaecrista nictitans

アレチケツメイは花びらの大きさがそろわず、いちばん下の花びらが他の倍ほど長くなります。

間違えやすい理由同じ属の外来種で、葉や黄色い花がよく似ています。

すむ場所

よく見られる場所
  • 河原
  • 土手
  • 道端
分布
本州、四国、九州に分布し、国外では朝鮮半島と中国にもあります。沖縄には近い仲間のリュウキュウカワラケツメイが生えます。
好む環境
河原や土手など、日当たりのよい草地に生えます。
花の時期

8〜10月に咲きます

花 8〜10月

保全状況

IUCNレッドリスト
NE未評価まだ評価されていません
脅威
河川改修などで河原に帰化植物が増え、在来のカワラケツメイは減っています。

文化と話題

文化と話題
  • 和名は「河原に生える決明(ケツメイ)の仲間」という意味です。決明は生薬の決明子をとるエビスグサなどを指します。
  • ネムチャ、マメチャ、ノマメという別名もあります。

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カワラケツメイ(Chamaecrista nomame)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo