スイゲンアマガエルは朝鮮半島だけにすむ小さなアマガエルで、日本には分布しません。韓国・水原(スウォン)の水田で見つかり、1980年に新種として発表されました。見た目はニホンアマガエルにそっくりで、おもに鳴き声で見分けます。
姿・形
- 姿
- 体長2.5〜3.5cmほどの小さなカエルです。背中は明るい緑色で、鼻先から目を通って体の横まで褐色のすじがあります。
- 声
- オスは黄色いをふくらませて鳴きます。ニホンアマガエルより遅いテンポの、金属的な声です。
間違えやすい生き物
ニホンアマガエルHyla japonica
スイゲンアマガエルのほうが少し小さく、指の間の水かきが発達していません。鳴き声のテンポが遅く金属的なのがいちばんの手がかりで、写真だけでは見分けにくいです。
間違えやすい理由姿がほとんど同じで、韓国では同じ水田にすんでいます。
すむ場所
- よく見られる場所
- 水田
- 平野の湿地
- 分布
- 朝鮮半島ので、韓国西部の平野の水田に点々と生息します。日本にはいません。
- 好む環境
- 繁殖を水田に頼っていて、自然の湿地で繁殖する例は知られていません。
暮らし
- 食べ物
- ハエ・ハチ・チョウ・甲虫などの昆虫を食べます。
繁殖と一生
- 繁殖期
- 5〜7月
- 巣
- 水田に卵を産みます。繁殖期のオスは稲につかまって鳴きます。
名前と分類
- 名前について
- 2020年に韓国南部の平野の集団が別種 Dryophytes flaviventris として発表されましたが、2025年に遺伝子を詳しく比べた研究では両者にはっきりした差は見つかりませんでした。
保全状況
- IUCNレッドリスト
- EN絶滅危惧野生での絶滅の危険がとても高いです
- 現状
- 韓国では絶滅危惧野生生物Ⅰ級に指定されています。開発で水田が減ったことや農薬の使用で数が減っています。
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