キリは、里山や人家の周りで見られる、冬に葉を落とす大きな木です。5月ごろ、葉が開く前に淡い紫色の大きな花を咲かせます。軽い材は、たんすや楽器に使われてきました。

姿・形

姿
長い柄の先に丸い卵形から広い卵形の大きな葉が向かい合ってつきます。枝先の大きな花の集まりには、外側が紫色で内側に白色と紫色の点状の筋がある花が多数つきます。
育つ姿
冬に葉を落とすです。若い枝や葉には毛が多く、芽吹き直した枝では葉がとても大きくなることがあります。
花の時期
日本では5月が主な花期です。
実
卵形のが10月ごろに熟し、二つに割れて多数の小さな種子を出します。

間違えやすい生き物

カミナリササゲCatalpa ovata

キリは紫色の花と卵形のさく果をつけます。カミナリササゲは暗紫色の斑点がある淡黄色の花をつけ、実は約30 cmの細長い形で垂れ下がります。

間違えやすい理由どちらも大きな広卵形の葉が向かい合ってつき、若い木は葉だけでは似て見えます。

すむ場所

よく見られる場所
  • 里山
  • 人家の周り
  • 日当たりのよい空き地
分布
日本では本州の暖温帯から温帯を中心に見られ、植えられた木のほか、自生状態になった群落もあります。
花の時期

5月に咲きます

花 5月 · 実 10月

繁殖と一生

種の広がり方
薄く軽い種子は風で運ばれます。幹や根からも芽を出せます。

名前と分類

名前について
以前はPaulownia imperialisとも呼ばれていました。

保全状況

IUCNレッドリスト
LC低懸念絶滅のおそれは低いです

文化と話題

文化と話題
  • 狂いが少なく、湿気にも強い材は、下駄や琴などにも使われてきました。
キリ(Paulownia tomentosa)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo