スイカはアフリカ原産のウリ科のつる性一年草で、果実の9割以上が水分です。もとは立秋のころが旬だったので俳句では秋の季語とされてきましたが、今は7〜8月の夏の味覚として親しまれています。
姿・形
- 育つ姿
- 地面をはうつる性の一年草で、巻きひげで物にからみます。
- 葉
- 葉は深く切れ込みます。この切れ込みは、水分が逃げるのをおさえる乾燥地への適応と考えられています。
- 花
- 黄色い花が咲き、1株に雄花と雌花が別々につきます。受粉から35〜45日ほどで実が熟します。
- 実
- 厚い皮の中にみずみずしい果肉がある果実です。果肉は赤のほか黄色などもあります。
すむ場所
- よく見られる場所
- 畑
- ハウス
- 分布
- 日本では畑で栽培される作物です。生産量は熊本県・千葉県・山形県の順に多くなっています(2021年)。
- 好む環境
- 高温と強い日ざしを好み、梅雨のような多湿は苦手です。
- 時期
日本の場合
実 7〜8月
育て方
- 育て方
- 4月ごろに苗を植え、7月ごろに収穫します。同じ畑で続けて育てる連作をきらい、ウリ科の作物は4〜5年あけて植えるのがよいとされます。
- 増やし方
- 種なしスイカは、種をつくれない「」の種子から育てます。遺伝学者の木原均が開発しました。
名前と分類
- 名前について
- かつては南アフリカのカラハリ砂漠が原産地と考えられていましたが、そこの野生種は果肉が白く硬いシトロンメロン(Citrullus amarus)という別種とわかりました。現在はスーダンなどアフリカ北東部で最初に栽培されたと考えられています。
保全状況
- IUCNレッドリスト
- NE未評価まだ評価されていません
文化と話題
- 文化と話題
- 中国の西方から伝わった瓜ということから「西瓜」と書かれます。日本への伝来時期ははっきりせず、平安時代説、16世紀にポルトガル人が持ち込んだ説、17世紀に隠元禅師が持ち帰った説があります。『鳥獣人物戯画』に描かれた縞模様の瓜が、日本最古のスイカらしき姿とされています。
- 北海道当麻町の「でんすけすいか」は黒い皮が特徴で、1玉65万円の値がついたこともあります。
- 四角いスイカは、1970年代に香川県善通寺市の生産者が観賞用として売り出したのが始まりとされています。
- スイカ割りは明治時代から子どもの夏の遊びとして行われ、1960年代の海水浴ブームとともに海辺で広まりました。
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