アメリカバイソンは北アメリカ最大の陸上哺乳類で、日本では野生では見られません。かつて数千万頭いましたが、乱獲で1889年には米国で541頭まで減り、保護によって回復しました。バッファローとも呼ばれます。

姿・形

姿
肩が大きく盛り上がり、頭から前半身に長い毛が生えています。冬毛は濃い茶色、夏毛は明るい茶色です。雌雄とも短く曲がった角があります。

すむ場所

よく見られる場所
  • 草原
  • 山地の草地
  • 森林の周辺
分布
アメリカ合衆国・カナダ・メキシコに分布します。かつてはアラスカからメキシコ湾まで広くすんでいましたが、今は国立公園や保護区、再導入された群れが中心です。日本では野生では見られず、東山動物園(名古屋市)で飼育されている個体が知られています。
好む環境
見通しのよい草原を好みます。イエローストーン国立公園では夏は草原、冬は地熱で暖かい場所や川沿いで過ごします。

暮らし

食べ物
ほとんどがイネ科の草とスゲ類です。
活動
大きな体ですが走るのが速く、時速50km以上で走ります。地面で砂浴びのように転げ回り、虫よけや抜け毛を落とすのに役立てます。
群れの暮らし
雌と子どもが群れをつくり、雄が加わります。

繁殖と一生

繁殖期
交尾は夏から初秋で、約285日の妊娠期間ののち、4〜5月にふつう1頭の子を産みます。
寿命
野生で約12〜15年

注意すること

注意すること
人を襲うことがあります。イエローストーン国立公園では1980〜1999年に、バイソンにけがを負わされた人がクマの3倍以上いました。

名前と分類

名前について
長くバイソン属(Bison bison)とされ、今もその表記が多く使われますが、ウシ属に含めて Bos bison とする分類もあります。小型で肩のこぶが丸いヘイゲンバイソンと、大型でこぶが高く角ばったシンリンバイソンの2に分けられます。別名はアメリカヤギュウです。

保全状況

IUCNレッドリスト
NT準絶滅危惧近い将来、危機に近づくおそれがあります
現状
数は回復しましたが大半は商業牧場の群れで、野生の群れは小さく分かれています。家畜ウシとの交雑、牛結核などの感染症が脅威です。

文化と話題

文化と話題
  • 「バッファロー」は本来スイギュウを指す言葉で、バイソンに使うのは誤称だという意見があります。
  • 2016年に米国の国獣に指定されました。
  • 日本ではバイソン属がに指定されていて、2020年からペットとして飼うことはできません。

ほかの生き物も見てみる

出会った生き物を記録して、集めていこう

写真を残すと日付や場所と一緒に整理され、地域のアルバムを一種ずつ埋めていけます。

アメリカバイソン(Bos bison)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo