モリチャバネゴキブリは、家にすみつくチャバネゴキブリ(Blattella germanica)によく似ていますが、ふだんは林や草地で暮らす在来の野外性昆虫です。成虫は飛ぶことができ、背中の黒い2本の筋が後ろで近づきます。

姿・形

姿
成虫の体長は約11~15 mmで、全体は黄褐色です。頭のすぐ後ろに太めの黒い縦筋が2本あり、後方で互いに近づきます。

間違えやすい生き物

チャバネゴキブリBlattella germanica

モリチャバネゴキブリは頭のすぐ後ろの黒い2本の筋が太めで、後方で近づきます。また成虫は飛べます。チャバネゴキブリの筋はおおむね平行で、ほとんど飛びません。

間違えやすい理由大きさ、黄褐色の体、背中の2本の黒い筋がよく似ています。

すむ場所

よく見られる場所
  • 林の地面の落ち葉
  • 里山の草地
  • 石の下
分布
種子島、九州、四国、本州の関東以南に分布し、近年は北側へ分布を広げています。
好む環境
海岸近くの平地や林の地面で、落ち葉や石の下に隠れて暮らします。

暮らし

食べ物
林の地面の落ち葉などのそばで暮らし、ギンリョウソウ(Monotropastrum humile)の果肉を食べた観察があります。
活動
野外で活動し、成虫は飛ぶことができます。
冬越し
鳥取県の大山では幼虫で冬を越します。

繁殖と一生

幼虫
大山の調査では、1年に1世代が育ち、低地では8月、高い場所では7月に幼虫が現れました。

名前と分類

名前について
以前はBlattella bisignataと誤って呼ばれたことがあります。

保全状況

IUCNレッドリスト
NE未評価まだ評価されていません

文化と話題

文化と話題
  • 家屋へ偶然入ることがあります。屋内にはすみつかないとされますが、食品工場への侵入例もあります。
  • 姿がよく似るため、屋内害虫のチャバネゴキブリと間違われやすいです。
モリチャバネゴキブリ(Blattella nipponica)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo