コオイムシは、池や田んぼにすむ体長2cmほどの茶色い水生昆虫で、オスが背中に卵を背負って守ることで知られています。名前は「子を負う虫」という意味で、この習性にちなみます。北海道から九州に分布しますが、数が減っていて環境省レッドリストで準絶滅危惧に指定されています。
姿・形
- 姿
- 体長は約20mmで、茶色く丸みのある体をしています。前脚は鎌のような形で、腹の先に出し入れできる短いがあります。メスがやや大きいですが、見た目で雌雄を見分けるのは難しいです。
間違えやすい生き物
オオコオイムシAppasus major
オオコオイムシは体長23~30mmと大きく、体色が濃く、ずんぐりしていて前脚の付け根が太いです。浅い水辺に多いとされます。確実な見分けにはオスの交尾器を調べる必要があり、写真だけでは難しいこともあります。
間違えやすい理由同じ属で姿も習性もよく似ていて、よく混同されます。
すむ場所
- よく見られる場所
- 池
- 水田
- 分布
- 北海道から九州まで分布し、朝鮮半島にもいます。
- 好む環境
- が多い、流れのない水を好みます。オオコオイムシより水深のある場所で見られやすいとされます。
暮らし
- 食べ物
- 肉食で、小さな昆虫や小魚、巻貝などを捕らえ、消化液を注いで溶かした中身を吸います。
- 活動
- ときどき水面に出て呼吸します。腹と翅の間に空気をためて、長く潜っていられます。
繁殖と一生
- 繁殖期
- 晩春~初夏
- 増え方
- メスがオスの背中に卵を産みつけ、オスがふ化まで背負って守ります。メスは精子をためておけるので、オスが背負う卵に別のオスの子が混じることもあるとされます。
- 幼虫
- 幼虫は翅がないほかは成虫に似ていて、脱皮をくり返して育ちます。新しい成虫は夏に現れ、成虫のまま水中や土の中で冬を越します。
注意すること
- 注意すること
- 不用意につかむと口で刺されることがあり、痛みます。
保全状況
- IUCNレッドリスト
- NE未評価まだ評価されていません
- 現状
- 環境省レッドリストで準絶滅危惧に指定され、多くの都府県でもレッドリストに載っています。農薬に弱いことや、アメリカザリガニの広がりが減少の原因とされます。
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