ヒゲジロハサミムシは羽のないハサミムシで、昼間は落ち葉や石の下、朽ち木に隠れています。黒い体と触角の先端近くの白い帯が目印で、この白い部分が名前に表れています。日本の小規模な飼育実験では、雌が卵をなめて清潔に保ち、ふ化した幼虫が少し育つまで世話をしました。

姿・形

姿
体長は20~33mmほどで、黒い体に乳白色の脚をもち、脚の付け根は黒色です。翅はなく、触角の先端近くに白い部分があります。

間違えやすい生き物

ハマベハサミムシAnisolabis maritima

ヒゲジロハサミムシは触角の先端近くに白い帯があり、淡色の脚の付け根が黒いです。ハマベハサミムシは触角と脚がほぼ一色です。

間違えやすい理由どちらも翅がなく、黒っぽい体の末端に大きなはさみがあります。

コヒゲジロハサミムシEuborellia annulipes

コヒゲジロハサミムシは体長12~16mmほどと小さく、淡色の脚の中央に黒い輪があります。ヒゲジロハサミムシはより大きく、黒色部が脚の付け根に目立ちます。

間違えやすい理由どちらも黒い体、淡色の脚、触角の白い帯をもち、翅がありません。

すむ場所

よく見られる場所
  • 落ち葉の下
  • 朽ち木の中
  • 石の下
分布
北海道を除く本州、四国、九州、南西諸島に分布します。
見られる時期

日本の場合

活動 3〜11月

暮らし

食べ物
小さな虫や植物などを食べます。飼育実験ではアイノキクイムシ(Euwallacea interjectus)の成虫を捕食しました。
活動
で、昼間は落ち葉、朽ち木、石の下などに隠れます。
群れの暮らし
雄のはさみは大きく曲がり、雌のはさみは曲がり方が小さいです。飼育実験では雌が卵と若い幼虫を守りました。
冬越し
成虫のまま朽ち木などで冬を越します。

繁殖と一生

巣
飼育実験では、雌が物陰の下に土の巣室を掘り、その中で産卵しました。
幼虫
小規模な飼育実験では、雌が卵をなめて清潔に保ち、ふ化後も幼虫がになるまで巣にとどまりました。餌を巣へ運ぶ行動も確認されました。

名前と分類

名前について
Gonolabis marginalisとも呼ばれました。

保全状況

IUCNレッドリスト
NE未評価まだ評価されていません
ヒゲジロハサミムシ(Anisolabella marginalis)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo