ウスカワマイマイは、名前のとおり殻が薄く半透明なカタツムリで、日本の畑や庭先でよく見られます。野菜や草花の若芽を食べるため、農作物に害を与えることもあります。以前はオキナワウスカワマイマイの亜種とされることが多かったのですが、DNA解析で別の系統と分かりました。
姿・形
- 姿
- 殻は高さ約2cm、径約2.5cmで、約5層に巻きます。薄くて半透明のこはく色〜紫褐色で、成貝になっても殻口の縁が厚くなりません。殻を通しての斑紋が透けて見えることがあります。
間違えやすい生き物
オキナワウスカワマイマイAcusta despecta
沖縄のものは殻がやや厚く、成長の筋(成長肋)がはっきりしています。見られる地域も手がかりになります。
間違えやすい理由以前は同じ種の亜種とされていたほど似ているからです。
すむ場所
- よく見られる場所
- 畑
- 庭
- 人家の周り
- 海岸
- 分布
- 北海道南部から九州まで分布し、平地に多く見られます。南日本では海岸のハマユウの根元に群れていることもあります。
- 好む環境
- 人家近くの明るい場所を好み、山林ではほとんど見られません。
- 時期
日本の場合
繁殖 4〜6月、9〜10月
暮らし
- 食べ物
- 野菜や草花の若芽、苗木などを食べ、花壇や畑で害を与えることがあります。
- 活動
- 気温が10℃を超えると活動し、主に夜に動きます。昼は土の中や物陰に隠れています。
繁殖と一生
- 繁殖期
- 春〜初夏と秋
- 増え方
- ですが、ほかの個体と交尾して精子を交換します。卵は土に穴を掘って産みます。
- 卵の数
- 直径約2mmの球形の卵を一度に20〜40個ほど
- 寿命
- 卵は20日前後でかえり、翌年の秋に成貝になって、その次の春に産卵したあと数か月で死にます。寿命は約1年半です。
保全状況
- IUCNレッドリスト
- NE未評価まだ評価されていません
文化と話題
- 文化と話題
- 種小名 sieboldtiana は、長崎に滞在したドイツ人医師シーボルトにちなみます。
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