フイリゲンジスミレは、葉の表に葉脈に沿った白い斑がはっきり入るスミレで、朝鮮半島や中国北部、ロシア極東などに分布します。日本に野生で生えているのは葉に目立つ斑のないゲンジスミレというで、多くの都道府県のレッドリストに載る珍しい植物です。
姿・形
- 育つ姿
- 地上に茎を立てないで、高さは5〜12cmほどです。
- 葉
- フイリゲンジスミレは葉の表に葉脈に沿う白い斑がはっきり入ります。ゲンジスミレの葉は表が暗い緑色で、裏は紫色をおびます。
- 花
- ゲンジスミレの花は淡い赤紫色です。
- 花の時期
- 4〜5月(ゲンジスミレ)
すむ場所
- よく見られる場所
- 山地の落葉樹林
- 林縁
- 分布
- 朝鮮半島、中国北部・東北部、モンゴル、ロシア極東に分布します。日本の野生のものはゲンジスミレとして扱われ、長野県・山梨県に多く、東北南部から関東、中国・四国の一部にとびとびに見られます。
- 好む環境
- ゲンジスミレは山地の落葉樹林の中や林のふちの、比較的日当たりのよい場所に生えます。
- 花の時期
4〜5月に咲きます
花 4〜5月
名前と分類
- 名前について
- 日本ではゲンジスミレを本種の変種(var. nipponica)として扱い、葉に目立つ白斑が入る大陸の基本の姿をフイリゲンジスミレと呼び分けています。一方で、ゲンジスミレを変種として区別せず本種に含める分類もあります。
- 品種といろいろな姿
- ゲンジスミレ(var. nipponica): 日本に自生するもので、葉の表に目立つ白斑がなく暗い緑色です。イヨスミレとも呼ばれます。
保全状況
- IUCNレッドリスト
- NE未評価まだ評価されていません
文化と話題
- 文化と話題
- ゲンジスミレは長野県で見つかり、葉の裏の紫色から紫式部の『源氏物語』と光源氏を連想して名付けられたとされています。
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