ウチワサボテンは、果実と若い茎を食べるために古くから栽培されてきた、木のように大きく育つサボテンです。メキシコ中部で栽培植物として生まれたと考えられ、今では地中海沿岸など霜の少ない地域に広く広がっています。

姿・形

姿
高さ3〜5mの木のような姿になり、短い幹の上に平たいが連なります。茎節は長さ30〜60cmと大きく、とげがまったくないものから白いとげが多いものまであります。
花
1〜2年目の茎節のふちに、黄色やオレンジ色の花を咲かせます。白や赤の花もあります。
実
長さ6〜9cmのイチジク形の果実が夏の終わりから秋に熟します。皮は黄緑から黄色、深い赤紫までさまざまで、中に小さな種がたくさん入っています。

すむ場所

よく見られる場所
  • 乾いた丘陵
  • 海岸
  • 畑の生け垣
分布
メキシコ中部で栽培化され、コロンブス以降に世界中へ広まりました。霜の少ない地域で広く栽培され、北アフリカでは侵略的な外来種とされています。
好む環境
水はけのよい土を好み、50℃を超える暑さにも耐えます。−10〜−12℃ほどの寒さには短時間でも傷みます。

名前と分類

名前について
和名のウチワサボテンは、ウチワサボテン属全体を指す呼び名としても使われます。

保全状況

IUCNレッドリスト
DDデータ不足判断できるだけの情報がまだ足りません

文化と話題

文化と話題
  • メキシコでは「ノパル」と呼ばれ、若い茎節を野菜として食べます。この名はナワトル語で茎節を意味する言葉に由来します。
  • 赤い染料をとるコチニールカイガラムシを、このサボテンで育ててきました。

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ウチワサボテン(Opuntia ficus-indica)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo