ホッキョクグマは北極の海氷の上でアザラシを狩って暮らす、大型のクマです。日本の野生にはいませんが、各地の動物園で見ることができます。「シロクマ」とも呼ばれます。
姿・形
- 姿
- オスは体長2〜2.5m、メスは1.8〜2mで、オスのほうがずっと大きくなります。毛は白や黄色っぽく見えますが、一本一本は中が空洞の透明な毛で、その下の皮膚は黒色です。
すむ場所
- よく見られる場所
- 海氷
- 北極圏の海岸
- 島
- 分布
- 北極圏の海氷域と、そのまわりの沿岸・島々に分布します。グリーンランド、カナダ北部、アラスカ、ロシア北部、ノルウェーのスバールバル諸島などです。
- 好む環境
- 狩りの場となる海氷に強く依存しています。
暮らし
- 食べ物
- おもにワモンアザラシを食べ、とくに幼いアザラシをよく狙います。アゴヒゲアザラシやセイウチ、小型のクジラも食べます。夏には鳥や魚、海藻なども口にします。
- 活動
- アザラシが息つぎに来る氷の穴のそばで、じっと待ち伏せして狩ります。
繁殖と一生
- 繁殖期
- おもに3〜5月に交尾し、11月〜翌1月に雪の巣穴で出産します。
- 妊娠期間
- 受精卵がすぐには育ち始めず、しばらく待ってから成長するので、交尾から出産まで7〜9か月かかります。
- 一度に産む子の数
- 1〜4頭(ふつうは2頭)
- 成熟まで
- 子は2〜2.5年ほど母親と過ごします。メスは4歳ごろ、オスは6歳ごろに成熟します。
- 寿命
- 野生では最長30年ほどです。
保全状況
- IUCNレッドリスト
- VU危急野生での絶滅の危険が高いです
- 現状
- 温暖化による海氷の減少が最大の脅威です。2020年には、このまま温暖化が進むと2100年までにほぼ姿を消すおそれがあるとする研究が発表されました。
文化と話題
- 文化と話題
- 日本で初めて飼育されたのは1902年(明治35年)の上野動物園です。当時は新潟で捕まった白いツキノワグマを「シロクマ」と呼んでいたため、北極の白いクマには「ホッキョクグマ」という名前が付けられました。
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