オオタバコガは、幼虫が野菜や花など非常に多くの作物の実やつぼみに潜り込んで食べるヤガ科のガです。もとから日本にいた種ですが、1994年夏に西日本で大発生してから、防ぐのが難しい重要害虫として知られるようになりました。

姿・形

姿
翅を広げた長さは35mm前後です。前翅の色は個体差が大きく、雌と雄でも色合いが違います。後翅は白っぽい地に外側が黒く縁どられます。

間違えやすい生き物

タバコガHelicoverpa assulta

タバコガは前翅に丸い環状紋と腎状紋がはっきり見えます。オオタバコガは環状紋がないか、あっても薄いとされます。色の個体差が大きいので、写真だけでは見分けにくいことがあります。

間違えやすい理由同じ属の近い仲間で、どちらもトマトなどの作物に付きます。タバコガは主にタバコやトウガラシを食べます。

すむ場所

よく見られる場所
  • 畑
  • ビニールハウス
分布
日本、東アジア、インド、東南アジア、オーストラリア、アフリカ、ヨーロッパに分布します。日本では1994年に西日本で多発し、その後も各地で畑作物の害虫として問題になっています。
見られる時期

日本の場合

活動 5〜11月

暮らし

食べ物
幼虫はで、ジャガイモをはじめ野菜から花まで非常に多くの作物を食べます。
活動
夜に活動します。
冬越し
老熟幼虫は土の中で蛹になり、蛹のまま冬を越します。雪の多い地域では畑での越冬は難しいとみられますが、青森県では無加温ハウス内で多くの蛹が越冬し、翌年5~6月に羽化したという報告があります。

繁殖と一生

繁殖期
年に3~5回ほど発生し、幼虫は5月ごろから11月ごろまで見られます。寒い青森県では年3回の発生です。
卵の数
雌は夜、卵を1粒ずつ産み、1日に200~300個ほど産みます。
幼虫
終齢幼虫は体長35~40mmで、体色は淡い緑色から黒褐色までさまざまです。

名前と分類

名前について
オーストラリアや太平洋の島々の集団は、別亜種 H. a. conferta とされます。

保全状況

IUCNレッドリスト
NE未評価まだ評価されていません

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写真を残すと日付や場所と一緒に整理され、地域のアルバムを一種ずつ埋めていけます。

オオタバコガ(Helicoverpa armigera)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo