アカミミガメは、子ガメが「ミドリガメ」の名でペットとして大量に輸入・販売された北アメリカ原産のカメです。捨てられたものが野外に定着し、いまでは日本各地の池や川で見られます。2023年6月1日からに指定され、野外に放すことや販売が禁止されています。

姿・形

姿
目の後ろに赤い斑紋があり、頭や手足に黄色い縦じまがあります。子ガメは黄緑色から緑色でほぼ円い甲羅をしていますが、大人の雄は黒っぽくなって赤い斑紋が消えることがあります。雌のほうが大きく、甲長は雄で最大20cm、雌で最大28cmほどになります。

間違えやすい生き物

クサガメMauremys reevesii

アカミミガメは目の後ろに赤い斑紋があり、腹甲(おなか側の甲羅)が黄色です。クサガメは腹甲が黒色です。黒くなって赤い斑紋が消えた大人の雄も、腹甲の色を見れば確実に見分けられます。

間違えやすい理由同じ池や川で一緒に日光浴をしていることが多いカメです。

ニホンイシガメMauremys japonica

アカミミガメは目の後ろに赤い斑紋があり、腹甲が黄色です。ニホンイシガメは腹甲が黒や暗褐色です。黒化したアカミミガメの雄はニホンイシガメと間違えられやすいので、腹甲の色で確かめます。

間違えやすい理由日光浴の場所を取り合うほど、すむ場所が重なります。

すむ場所

よく見られる場所
  • 池
  • 川
  • 用水路
  • 都市公園の池
分布
原産地はアメリカ合衆国南部からメキシコ北東部です。日本では1950年代後半から輸入され、北海道から沖縄まで国内のほとんどの地域に定着しています。
好む環境
流れのゆるやかな水域を好みます。都市の環境にもよく適応します。

暮らし

食べ物
雑食で、子ガメは動物質を好み、大人になると水草などの植物もよく食べます。
活動
昼に活動し、日光浴を好むので人目につきやすいカメです。

繁殖と一生

繁殖期
年に2〜3回産卵し、1回に2〜23個ほどの卵を産みます。卵は60〜80日ほどでかえります。
増え方
卵の温度で子ガメの性別が決まります。
寿命
ふつう20〜30年、40年ほど生きる個体もいます。

保全状況

IUCNレッドリスト
LC低懸念絶滅のおそれは低いです
現状
2023年6月1日から条件付特定外来生物です。キバラガメやカンバーランドキミミガメなど赤い斑紋のない亜種も対象で、野外への放出や販売・購入は禁止されています。家庭で飼い続けることや、少数の人に無償で譲ることは許可なしでできます。
脅威
日光浴の場所をめぐって在来のニホンイシガメと競合し、水草や小さな水生動物を食べます。ハスの食害など農業への被害も出ています。

文化と話題

文化と話題
  • 1990年代半ばには、年間およそ100万匹が輸入されていました。
  • 大きく育って長生きするため、飼う前に最後まで飼えるかよく考えることが呼びかけられています。

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出会った生き物を記録して、集めていこう

写真を残すと日付や場所と一緒に整理され、地域のアルバムを一種ずつ埋めていけます。

アカミミガメ(Trachemys scripta)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo