カンムリカイツブリは首の長い大型の水鳥で、日本では全国の湖沼や沿岸でとして見られ、青森県や滋賀県などでは局地的に繁殖します。夏は頭の黒い飾り羽と赤褐色の頬の羽が目立ちます。つがいは向かい合って頭を振り、ときには水草をくわえてします。

姿・形

姿
大型で首が長いカイツブリです。では黒い二本のと赤褐色の頬の飾り羽があり、では顔と首が白く、目を通る暗色線が見えます。

間違えやすい生き物

ハジロカイツブリPodiceps nigricollis

ハジロカイツブリ(Podiceps nigricollis)は全長約30~35 cmでかなり小さく、首とくちばしが細いです。冬羽では黒い頭部が頬までにじむように見えますが、カンムリカイツブリは長い白い首と大きな体が目立ちます。

間違えやすい理由どちらも冬羽では白黒の顔をした、水に潜る水鳥に見えます。

カイツブリTachybaptus ruficollis

カイツブリ(Tachybaptus ruficollis)は全長約26 cmで首が短いです。カンムリカイツブリは約50 cmと大きく、首が長く、繁殖期には黒い冠羽が目立ちます。

間違えやすい理由どちらも水面から潜るカイツブリの仲間です。

すむ場所

よく見られる場所
  • 湖沼・ダム湖
  • 大きな河川
  • 沿岸
分布
全国で冬鳥として見られ、青森県や滋賀県などでは局地的に繁殖します。繁殖期はアシやマコモが茂る湖沼を利用します。
いる時期
主に冬鳥で、一部は繁殖します。
記録される時期

毎年10月〜7月に記録されています

繁殖 4〜9月

日本での観察652件・10年分 · 参考

暮らし

食べ物
潜水して魚や水生昆虫などを捕らえます。
群れの暮らし
つがいは向かい合って冠羽を立て、頭を振り、ときには水草をくわえて求愛します。繁殖期以外は単独または群れで過ごします。

繁殖と一生

繁殖期
日本では4~9月に繁殖します。
巣
アシやマコモの茂る水辺で、水草を使ったを作ります。
卵の数
2~6個
抱卵
雌雄で約25日間卵を温めます。

名前と分類

名前について
日本で見られるのはユーラシアのカンムリカイツブリ(Podiceps cristatus cristatus)です。アフリカのPodiceps cristatus infuscatusとオーストラリア周辺のPodiceps cristatus australisは別の亜種です。

保全状況

IUCNレッドリスト
LC低懸念絶滅のおそれは低いです
現状
青森県の繁殖個体群は以前、日本の環境省レッドリストでに指定されていましたが、第5次レッドリストでは掲載対象から外れました。
カンムリカイツブリ(Podiceps cristatus)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo