イノシシはブタの祖先にあたる野生の動物で、日本では本州・四国・九州などにニホンイノシシ、奄美群島より南の島々にリュウキュウイノシシがすんでいます。縞模様の子どもは「ウリ坊」と呼ばれます。
姿・形
- 姿
- オスは体長110〜170cm、体重は80〜190kgほどです。オスの下あごの牙は半月形に曲がり、一生伸び続けます。
すむ場所
- よく見られる場所
- 里山の森林
- やぶ
- 田畑の周り
- 分布
- ニホンイノシシは本州・四国・九州・五島列島・対馬などに、リュウキュウイノシシは奄美群島以南の南西諸島に分布します。近年は、いったん姿を消していた地域にも分布が広がっています。
- 好む環境
- 泥浴びをする「ヌタ場(沼田場)」を持ちます。寄生虫を落としたり体温を下げたりするためと考えられています。
- 時期
日本の場合
繁殖 12月〜1月
暮らし
- 食べ物
- 木の実や根、キノコなど植物を中心に何でも食べ、田畑の作物も掘り返して食べます。
- 活動
- 本来は昼にも動きますが、狩猟の圧力が強いと夜に活動するようになる傾向があります。
繁殖と一生
- 繁殖期
- 12月ごろから約2か月が繁殖期で、4〜5月ごろに出産します。
- 妊娠期間
- 約4か月
- 一度に産む子の数
- 平均4〜5頭
- 成熟まで
- 生後1年半ほどで繁殖できるようになります。
- 寿命
- 野生では長くて10年ほどです。
名前と分類
- 名前について
- 「イノシシ」は、イノシシを指す古語「ヰ」と、肉を意味する「シシ」からできた名前とされます。ブタもこの種の亜種として扱われます。
保全状況
- IUCNレッドリスト
- LC低懸念絶滅のおそれは低いです
- 脅威
- 2022年度の野生鳥獣による農作物被害のうち、イノシシは約36億円でシカに次ぐ2位でした。
文化と話題
- 文化と話題
- 十二支の「亥」は、日本ではイノシシです。中国などではブタとされます。
- イノシシ肉の鍋は「ぼたん鍋」と呼ばれます。肉食がはばかられた江戸時代には、イノシシ肉は「山鯨」という隠語でも呼ばれました。
- 花札の七月の札には「萩と猪」が描かれています。「亥の子」は冬のです。
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