フクロウ科は、丸い顔と正面を向く大きな目が特徴の鳥の仲間です。日本では夏に渡って来るアオバズク(Ninox japonica)や、一年中暮らすフクロウ(Strix uralensis)などが見られます。

このグループの生き物

ワシミミズクBubo bubo

大型で橙色の目と長いが目立ちます。日本では北海道で繁殖記録がありますが、近年の確認は非常に少ないです。

アオバズクNinox japonica

羽角がなく、黄色い目と胸の縦じまが目立ちます。日本で繁殖し、東南アジア方面で越冬する夏鳥です。

トラフズクAsio otus

長い羽角と橙色の目が特徴です。日本では北日本で局地的に繁殖し、本州中部以南では主に冬に見られます。

フクロウStrix uralensis

羽角がなく、淡いに暗い目が目立ちます。日本では森林や社寺林に暮らす主なです。

姿・形

見分けるポイント
頭が大きく、顔盤は丸く、目は正面を向きます。短く曲がったくちばしと鋭い爪があり、褐色や灰色の模様が樹皮に溶け込みます。

間違えやすい生き物

メンフクロウ科Tytonidae

メンフクロウ科は細長いハート形の顔盤を持ちます。フクロウ科は多くの種で顔盤が丸く見えます。

間違えやすい理由どちらも大きな目と曲がったくちばしを持ち、夜に狩りをする鳥です。

すむ場所

よく見られる場所
  • 森林
  • 農地・草地
  • 社寺林・公園
分布
フクロウ科は南極を除く世界各地に分布します。日本の種は森林や林縁、農地、海岸草地、大木のある公園など、種ごとに異なる環境を使います。
いる時期
日本には留鳥、夏鳥、冬鳥がいます。アオバズクは夏鳥で、フクロウは主に留鳥です。トラフズク(Asio otus)は北日本で局地的に繁殖し、本州中部以南では主に冬鳥です。
記録される時期

毎年11月〜8月に記録されています

日本での観察318件・10年分 · 参考

暮らし

食べ物
小型哺乳類を多く捕る種もいますが、昆虫、鳥、魚を主に食べる種もいます。食べ物は種と生息環境によって大きく異なります。
活動
多くの種は夜や夕暮れに活動しますが、昼に狩りをする種もいます。柔らかな羽によって羽音が小さい種が多いです。

繁殖と一生

巣
自分で巣を組まず、木の穴やほかの鳥の古巣を使う種が多いです。岩の張り出した場所や地面を使う種もいます。
卵の数
卵の数は種や餌の量によって異なります。
抱卵
多くの種では雌が卵を温め、雄が食べ物を運びます。

名前と分類

グループの名前
日常語の「フクロウ」はフクロウ類全体を指すこともありますが、メンフクロウ科(Tytonidae)は別の科です。

保全状況

保全状況
ワシミミズクの日本の(Bubo bubo borissowi)は、環境省の第5次レッドリストで絶滅危惧ⅠA類(CR)と評価され、国内希少野生動植物種にも指定されています。
フクロウ科(Strigidae)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo