ワシミミズクは、耳のように立つ長い羽と橙色の目を持つ大型のフクロウです。北海道でかつて繁殖していましたが、2011年以降は定着個体が確認されていません。日本のは環境省レッドリストでです。

姿・形

姿
全長は約58~71cmで、橙色の目と大きながあります。褐色と黄褐色の羽に黒い縦の模様が入ります。

間違えやすい生き物

トラフズクAsio otus

どちらも羽角と赤みのある目をもちますが、トラフズク(Asio otus)は全長約38cmで細身です。ワシミミズクは58~71cmほどあり、頭と胴、足がずっと大きく見えます。

間違えやすい理由どちらも頭に長い羽角がある褐色のフクロウです。

シマフクロウKetupa blakistoni

どちらも大きく羽角があります。ワシミミズクの目は橙色で足指まで羽毛に覆われますが、シマフクロウ(Ketupa blakistoni)の目は黄色で足指には羽毛がありません。

間違えやすい理由北海道で見られる大型のフクロウで、頭に羽角があります。

すむ場所

よく見られる場所
  • 崖の岩棚
  • 森林と開放地の境
  • 海岸や丘陵の崖地
分布
日本では亜種ワシミミズク(Bubo bubo borissowi)が北海道に分布しますが、2011年以降は定着個体が確認されていません。
好む環境
巣を作れる崖と、周囲に森の縁・草地・農耕地などの開けた餌場がある環境を利用します。
時期

日本の場合

繁殖 3〜7月

暮らし

食べ物
北海道の過去の巣内調査では、ユキウサギ(Lepus timidus)やエゾヤチネズミ、鳥類などの獲物が見つかっています。
活動
主に夜間に活動し、開けた場所で獲物を探します。
群れの暮らし
一年を通してなわばりを保ち、繁殖期以外は主に単独で暮らします。

繁殖と一生

繁殖期
北海道での過去の観察では、3月下旬から4月上旬に産卵し、6月下旬から7月中旬ごろに巣立ちます。
巣
主に崖の岩棚で巣を作ります。
卵の数
種全体では1~6卵ですが、日本の観察例はごく少数です。
抱卵
メスが卵を温め、オスが餌を運びます。

名前と分類

名前について
ワシミミズクには地域ごとの亜種がいます。

保全状況

IUCNレッドリスト
LC低懸念絶滅のおそれは低いです
現状
国内希少野生動植物種にも指定されています。
脅威
日本では個体数が非常に少なく、北方から新しい個体が入る機会の少なさや、餌場の変化などが心配されています。
ワシミミズク(Bubo bubo)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo