オオセイボウは、全身が紫藍色から青緑色の金属光沢にかがやく、大型のセイボウの仲間です。スズバチなど泥で巣をつくるハチの巣に卵を産み、幼虫は巣の主がたくわえた獲物を食べて育ちます。成虫は8〜9月ごろに現れて花にも来ます。
姿・形
- 姿
- 体長12〜20mmで、セイボウとしては大型です。体は硬く、紫藍色〜青緑色に光りますが、これは色素ではなく体表の細かいつくりが光を反射するです。
間違えやすい生き物
クロバネセイボウChrysis fuscipennis
どちらも青緑色に光るセイボウで、写真だけでは迷います。オオセイボウは胸の後ろの背中側に、細長いカップ形の突起が後ろへ突き出ているので、横や上からの拡大写真ならこの突起で見分けられます。
間違えやすい理由体の色や、体を丸める習性が似た同じ科のハチです。
すむ場所
- よく見られる場所
- 里山
- 分布
- ヨーロッパ南部からアフリカ、アジア、オーストラリアまで広く分布します。日本の本州・四国・九州のものは亜種 pacificum とされています。
- 見られる時期
日本の場合
活動 8〜9月
暮らし
- 活動
- 驚くと腹を胸の下に折り曲げて体を丸め、身を守ります。セイボウの仲間には毒針がありません。
繁殖と一生
- 幼虫
- 幼虫は、巣の主が子のために集めたガの幼虫(青虫)を食べて育ちます。
- 幼虫の食草
- 植物ではなく、スズバチなどトックリバチの仲間の巣にします。雌は巣に穴をあけて、中の幼虫に卵を産みます。
保全状況
- IUCNレッドリスト
- NE未評価まだ評価されていません
- 現状
- 大分県のレッドデータブック(2011年)では本土亜種が準絶滅危惧に選ばれています。里山の環境が変わり、寄主となるハチがすみにくくなったことが理由に挙げられています。
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