スズバチは泥をこねてのような形の巣をつくり、シャクトリムシを狩って子を育てる大型のドロバチです。名前は似ていてもスズメバチとは違い、群れをつくらないのハチで、つかまなければ人を刺すことはほとんどありません。名前の「スズ(鈴)」は、ふくらんだ腹の形が鈴に似ていることに由来します。

姿・形

姿
体長18〜30mmほどで、メスがオスより少し大きめです。体は黒く、だいだい色がかった黄色の斑紋があります。腹の第1節は細く、その後ろが丸くふくらんでいます。

間違えやすい生き物

スズメバチ類Vespa

スズバチは腹の第1節が細く、その後ろが丸くふくらんでいます。スズメバチは集団で暮らしますが、スズバチはメスが1匹で泥の巣をつくります。

間違えやすい理由名前も、黒地に黄色の模様がある大きな体も似ています。

アシナガバチ類Polistes

アシナガバチは集団で巣をつくりますが、スズバチは単独で泥をこねて土鈴形の巣をつくります。

間違えやすい理由家の壁のまわりで見かける、黄色い模様のハチという点が似ています。

すむ場所

分布
北海道から九州まで日本全国に分布し、朝鮮半島、中国、台湾にもいます。
見られる時期

日本の場合

活動 8〜9月

暮らし

食べ物
幼虫の餌として、シャクガ類の幼虫(シャクトリムシ)を捕まえて麻酔し、巣に運び込みます。
活動
成虫は8〜9月ごろによく見られます。
群れの暮らし
スズメバチやアシナガバチのような集団はつくらず、メスが1匹で巣をつくり子を育てます。

繁殖と一生

巣
泥でつくった10個以上の部屋をまとめた楕円形の巣で、建物の壁などにくっつけます。
幼虫
部屋ごとに獲物を詰めて卵を産み、ふ化した幼虫は蓄えられた獲物を食べて育ちます。

注意すること

注意すること
毒針はありますが、つかまない限り刺すことはほとんどありません。

名前と分類

名前について
Oreumenes属にはこの1種だけが含まれます。日本の図鑑では Eumenes decorata としてトックリバチ属(Eumenes)に入れているものもあります。

保全状況

IUCNレッドリスト
NE未評価まだ評価されていません

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スズバチ(Oreumenes decoratus)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo