ハエトリグモ科は、正面の大きな2個の目が特徴のクモの仲間で、日本の草地や林、庭、建物の周りで見られます。昼に目で小さな獲物を探し、近づいて跳びかかって捕らえる種が多いです。

このグループの生き物

アダンソンハエトリHasarius adansoni

草地や建物の内外でも見られます。雄は黒っぽい体と白い帯、雌は灰褐色の幅広い腹部模様が目印です。

チャスジハエトリPlexippus paykulli
ミスジハエトリPlexippus setipes

背面の筋模様だけで決めず、体形と目の並びも一緒に見ます。

ネコハエトリCarrhotus xanthogramma

体の毛を写真で見ます。

アオオビハエトリSiler cupreus

体の青緑色の帯を近くで見ます。

姿・形

見分けるポイント
8個の目のうち、正面中央の2個がとても大きく見えます。残りの目は体の前の部分の周りに並び、広い方向を見渡します。

間違えやすい生き物

コモリグモ科Lycosidae

ハエトリグモ科は正面中央の2眼が特に大きいです。コモリグモ科は前列に小さな4眼が並び、その後ろの眼が大きく見えます。

間違えやすい理由どちらも網で待つより歩き回って狩る種が多いです。

カニグモ科Thomisidae

カニグモ科は前の2対の脚が長く、横へ張り出してカニのように見えます。ハエトリグモ科では正面の大きな眼が目立ちます。

間違えやすい理由どちらも花や葉の上にいる小さな昼行性の狩人です。

すむ場所

よく見られる場所
  • 草地
  • 林縁
  • 樹皮
  • 建物の壁
分布
ハエトリグモ科は南極を除く各大陸に分布します。日本でも草地や林、庭、建物の周りまでさまざまな場所で見られます。
好む環境
地表、葉の上、樹皮、壁など、種によって狩りをする場所が異なります。日中に動く個体を探すと見つけやすいです。

暮らし

食べ物
主に小さな昆虫などを狩ります。種によって餌は異なり、アオオビハエトリ(Siler cupreus)のようにアリを狙う種もいます。
活動
獲物を見つめて近づき、短く跳んで捕らえます。移動や跳躍のときは細いを残し、落下に備えます。
群れの暮らし
雄は前脚や体の模様を見せ、振動も使ってします。動きや色の見せ方は種によって異なります。

繁殖と一生

増え方
雌は糸でと隠れ場所を作り、多くの種ではふ化まで卵のそばにいます。幼体も小さな獲物を捕らえて育ちます。

名前と分類

グループの名前
「ハエトリグモ科」はSalticidae全体を指します。日常の「ハエトリグモ」もおおむねこの科の仲間を指します。
含まれる種の数
世界で6,987種が知られています。新種の記載や分類変更によって数は変わります。
ハエトリグモ科(Salticidae)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo