ハマナスは、潮風の当たる砂浜に大きな紅紫色の花を咲かせる野生のバラです。深くしわの寄った葉と、枝を密に覆う小さなとげ、赤く丸い実が特徴です。

姿・形

育つ姿
高さ1~1.5 mほどになるです。枝には小さなとげが密生します。
葉
葉は複数の小葉からなり、表面には葉脈に沿った深いしわがあります。
花
枝先に直径5~8 cmほどの紅紫色の花が1~3個つき、よい香りがあります。白花の個体もあります。
花の時期
筑波の植物園では5月中旬から下旬が花の最盛期です。
実
花が咲いてから2~3か月ほどで、丸く赤い実が目立つようになります。

間違えやすい生き物

ノイバラRosa multiflora

ハマナスは大きな紅紫色の花が1~3個ずつつき、葉には深いしわがあります。ノイバラは小さな白い花が多数まとまって咲き、葉柄の付け根にくし状の縁を持つがあります。

間違えやすい理由どちらもとげのある野生のバラで、白花のハマナスは特に似て見えます。

すむ場所

よく見られる場所
  • 海岸の砂地
  • 海岸砂丘
  • 庭園・鉢植え
分布
北海道から本州中部以北に自然分布し、太平洋側では茨城県、日本海側では島根県付近まで知られています。
好む環境
潮風が当たり、水はけのよい砂地に適しています。
花の時期

5月に咲きます

花 5月

名前と分類

名前について
ハマナシとも呼ばれ、果実がナシに似ることから生まれた名が東北地方でなまってハマナスになったといわれます。
品種といろいろな姿
白花品はシロバナハマナスと呼ばれます。

保全状況

IUCNレッドリスト
NE未評価まだ評価されていません
現状
鳥取県では、野生のハマナスは絶滅危惧II類と評価されています。
ハマナス(Rosa rugosa)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo