ホソヘリカメムシは、日本のダイズ畑などで見られる細長い褐色のカメムシです。若いは、形も動きもアリによく似ています。成虫と幼虫はダイズなどのさやや種子から汁を吸うため、日本のダイズ畑で重要な害虫として扱われます。

姿・形

姿
成虫は体長14~17 mmで、細長い体は黒褐色から赤褐色です。後脚の腿が太く内側にとげがあり、雄では頭部と胸部の側面に切れた黄色い模様があります。

間違えやすい生き物

マツヘリカメムシLeptoglossus occidentalis

マツヘリカメムシは、畳んだ翅に淡い白色のジグザグ線があり、後脚の脛が葉のように広がります。ホソヘリカメムシにはその二つがなく、胴の中央がより細く見えます。

間違えやすい理由どちらも褐色で、長い体と脚をもつカメムシです。

オオトビサシガメIsyndus obscurus

オオトビサシガメは体長約23 mmで、より大きく太く見えます。ホソヘリカメムシは14~17 mmで細く、太い後脚の腿にとげがあります。

間違えやすい理由どちらも細長い褐色のカメムシで、中に隠れ場所から見つかることがあります。

すむ場所

よく見られる場所
  • ダイズ畑
  • マメ科植物の周辺
  • 畑の縁
  • 落ち葉の下
分布
日本では北海道、本州、四国、九州、南西諸島に広く分布します。国外では朝鮮半島、中国、台湾など東アジアから東南アジアに分布します。
好む環境
暖かい時期はマメ科植物の多い草地や畑で活動します。成虫で冬を越します。

暮らし

食べ物
成虫と幼虫は主にダイズ、アズキ、インゲンなどマメ科植物のさやや種子から汁を吸います。
活動
西南日本の暖かい地域では年に3世代が見られます。
群れの暮らし
雄が出すに成虫と幼虫が集まります。
冬越し
成虫で越冬します。

繁殖と一生

繁殖期
西南日本の暖かい地域では年に3世代を経ます。
幼虫
卵の後に五つの幼虫段階を経て成虫になります。若い幼虫ほど黒いアリによく似ています。

名前と分類

名前について
以前はRiptortus clavatusとも呼ばれていました。

保全状況

IUCNレッドリスト
NE未評価まだ評価されていません
脅威
さやが伸びる時期から種子が太る時期に汁を吸われると、さやが落ちたり、平たくつぶれた豆や変形した豆ができたりします。
ホソヘリカメムシ(Riptortus pedestris)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo