ナガハグサは、芝生用の「ケンタッキーブルーグラス」として知られるイネ科の多年草です。日本では山地のものは在来、平地のものは1870年ごろに牧草として持ちこまれた帰化と考えられています。でよく広がり、低地ではほぼ全国で見られます。

姿・形

育つ姿
高さ30〜80cmほどの多年草で、地下茎をのばして増えます。
葉
葉は細長く、長さ5〜30cm、幅2〜4mmほどです。葉先は舟のへさきのような形です。
花の時期
5〜7月

間違えやすい生き物

スズメノカタビラPoa annua

スズメノカタビラは葉が明るい黄緑色で、地下茎がなく小さな株になります。短く刈った芝生でも低く穂を出します。ナガハグサは色が濃く、地下茎で広がります。

間違えやすい理由同じイチゴツナギ属で、葉先の形も同じです。

オオスズメノカタビラPoa trivialis

オオスズメノカタビラは地上をはう茎で広がり、葉の付け根の膜()が4〜6mmと長くとがります。ナガハグサの葉舌は短くそろっています。

間違えやすい理由姿がよく似た同じ属の帰化植物です。

すむ場所

よく見られる場所
  • 道ばた
  • 空き地
  • 牧草地
  • 河原
分布
ヨーロッパから北アジアが原産で、北半球の温帯に広く分布します。日本では北海道・本州の山野に自生するとされ、低地ではほぼ全国で帰化しています。
好む環境
涼しい気候を好み、寒さに強い一方で夏の暑さには弱いです。
花の時期

5〜7月に咲きます

花 5〜7月

育て方

育て方
牧草のほか、踏みつけに強いので公園や庭、ゴルフ場の芝に使われます。北の地方では芝草としてよく使われます。
増やし方
種子のほか、よく張る地下茎で広がります。このため斜面の土どめにも植えられます。

保全状況

IUCNレッドリスト
LC低懸念絶滅のおそれは低いです
脅威
山地に生える在来の近い仲間との交雑や、在来植物・作物・牧草との競合が心配されています。花粉症の原因にもなります。

ほかの生き物も見てみる

出会った生き物を記録して、集めていこう

写真を残すと日付や場所と一緒に整理され、地域のアルバムを一種ずつ埋めていけます。

ナガハグサ(Poa pratensis)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo