ヨウシュヤマゴボウは北アメリカ原産ので、赤い茎に黒紫色の実の房が垂れ下がり、空き地や庭先でよく目立ちます。全草が有毒で、特に根の毒が強いです。アメリカヤマゴボウとも呼ばれます。
姿・形
- 育つ姿
- 高さ1〜2mになる多年草です。茎は赤く毛がなく、根は太く長く伸びます。
- 葉
- 葉は大きな卵形でやわらかく、毛がありません。秋には赤く色づきます。
- 花
- 白からうすい桃色の小さな花が、長い穂になって咲きます。
- 花の時期
- 6〜9月
- 実
- 初秋に直径1cmほどの平たい実が房になって垂れ、黒紫色に熟します。つぶすと赤紫色の汁が出ます。
間違えやすい生き物
ヤマゴボウPhytolacca acinosa
ヤマゴボウは茎が緑色で葉の色が濃く、花の穂は実がなっても上向きに立っています。ヨウシュヤマゴボウは茎が赤く、実の房が垂れ下がります。
間違えやすい理由同じ属の仲間で、花や葉の形がよく似ています。どちらも有毒です。
すむ場所
- よく見られる場所
- 空き地
- 造成地
- 庭
- 道ばた
- 分布
- 北アメリカ原産で、明治時代の初めごろから日本各地で増え、今では各地で雑草になっています。
- 好む環境
- 都市の空き地や開発地など、人の手が入った場所によく生えます。鳥が実を食べて種を運ぶので、庭にも突然生えてきます。
- 花の時期
6〜9月に咲きます
花 6〜9月
繁殖と一生
- 種の広がり方
- 鳥が実を食べて種を運びます。
注意すること
- 注意すること
- 全草が有毒で、特に根に多く、次いで葉、実の順です。食べると激しい嘔吐や下痢が起こり、重いとけいれんや呼吸困難になることがあります。子どもは実を数粒食べただけでも危険です。においや味に目立った特徴がないため、味見では気づけません。
保全状況
- IUCNレッドリスト
- NE未評価まだ評価されていません
文化と話題
- 文化と話題
- 漬物として売られる「山ごぼう」はキク科のモリアザミの根で、名前は似ていてもヨウシュヤマゴボウとはまったく別の植物です。アザミのなかまの若芽を「ヤマゴボウ」と呼ぶ地方もあるため、取り違えないよう注意が呼びかけられています。
- 実の汁は服や肌につくと落ちにくいほど色が濃く、アメリカではインクの代わりに使われたことから、英語でinkberryとも呼ばれます。
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