ヤマゴボウはヨウシュヤマゴボウの仲間ですが、白い花穂が実の熟すころまでまっすぐ上を向いて立つのが目印です。漬物の「山ごぼう」とはまったく別の植物で、根と実に強い毒があります。

姿・形

育つ姿
太い根から毎年茎を伸ばすです。茎は緑色で、高さ1m以上になります。
葉
大きな卵形の葉が互い違いにつき、深緑色です。
花
緑がかった白い小さな花が穂になって咲きます。花穂の柄は短く、まっすぐ立ちます。
実
実は黒紫色に熟します。8つほどのが離れたまま集まった平たい球形で、種子の表面はなめらかです。

間違えやすい生き物

ヨウシュヤマゴボウPhytolacca americana

ヨウシュヤマゴボウは茎が赤みを帯び、花穂に長い柄があって実の時期に垂れ下がります。ヤマゴボウは茎が緑色で、花穂は柄が短く実の時期も垂れません。

間違えやすい理由どちらも大きな葉に白い花穂、黒紫色の実をつけ、人里の近くに生えるためです。ヨウシュヤマゴボウは北アメリカ原産の帰化植物です。

マルミノヤマゴボウPhytolacca japonica

マルミノヤマゴボウは名前のとおり実が丸く、心皮がくっついていて分かれません。種子には同心円状のしま模様があります。

間違えやすい理由花穂が立つ点がヤマゴボウに似ています。日本の在来種です。

すむ場所

よく見られる場所
  • 人家の近く
  • 空き地
分布
北海道から九州で見られます。かつては人家に植えられたといわれ、中国原産とする見方と在来種とする見方があります。国外ではヒマラヤから中国にかけての東アジア温帯域に分布します。

注意すること

注意すること
全体が有毒で、とくに根と実に毒があります。サポニンの仲間の毒成分が原因とされ、食用には適しません。

保全状況

IUCNレッドリスト
NE未評価まだ評価されていません

文化と話題

文化と話題
  • 山菜売り場で「山ごぼう」として売られる味噌漬けなどは、モリアザミなどアザミ類の根で、ヤマゴボウとはまったく別の植物です。名前が同じため、ヨウシュヤマゴボウの根を市販の「山ごぼう」と思い込んで味噌漬けにし、食中毒になった例があります。
  • 黒紫色の実はヨウシュヤマゴボウとともに「インクベリー」と呼ばれ、染料に使われてきました。

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出会った生き物を記録して、集めていこう

写真を残すと日付や場所と一緒に整理され、地域のアルバムを一種ずつ埋めていけます。

ヤマゴボウ(Phytolacca acinosa)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo