ツルニンジンは、オタネニンジン(高麗人参)に似た太い根をもつキキョウ科のつる性多年草です。晩夏から秋に、外側が淡い緑色の釣鐘形の花を下向きに咲かせます。花の内側の斑点を「そばかす」に見立てて、ジイソブとも呼ばれます。

姿・形

育つ姿
春に茎を伸ばし、ほかの植物に巻きついて登ります。茎や根を切ると、においのある白い乳液が出ます。
葉
長楕円形から狭い卵形の葉が、短い側枝の先に4枚ずつ集まってつきます。
花
側枝の先に1つずつ、釣鐘形の花が下向きに咲きます。外側は淡緑色で、内側に紫褐色の斑紋があります。大きながくが目立ちます。
花の時期
晩夏から秋です。
実
がくがついたままになります。

間違えやすい生き物

バアソブCodonopsis ussuriensis

根の形が違い、バアソブの根は短く丸い玉のようで、ツルニンジンの根は細長く伸びます。地上部の葉や花だけでは見分けにくいです。

間違えやすい理由同じツルニンジン属のつる植物で、葉のつき方や釣鐘形の花がよく似ています。ジイソブ(爺)とバアソブ(婆)という対の名前もそこから来ています。

すむ場所

よく見られる場所
  • 丘陵・山地の林内
  • 林縁
分布
北海道・本州・四国・九州の平地から高山まで分布し、やや湿った林内やにまばらに生えます。
好む環境
やや湿り気のある、明るい林の中や林の縁を好みます。

保全状況

IUCNレッドリスト
NE未評価まだ評価されていません

文化と話題

文化と話題
  • 掘り上げた根は天ぷらやしょうゆだれのつけ焼き、ゆでて白和えや酢の物にします。長野県などでは山菜として食べられています。
  • 韓国では「トドック」と呼ばれる代表的な山菜です。

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ツルニンジン(Codonopsis lanceolata)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo