Phyllostachys nigraは中国原産のタケの仲間で、日本ではハチク(var. henonis)と、が黒くなるクロチク(var. nigra)の2つのとして知られています。ハチクは茶筅の材料として知られ、クロチクは庭園木や民芸品に使われます。

姿・形

姿
ハチクは高さ10〜15m、太さ3〜10cmになり、全体に白っぽく見えます。節には2本の輪があります。クロチクは細く、稈の直径は2〜3cmほどで、1年目は緑色、2年目以降に黒褐色に変わります。
育つ姿
で広がる常緑のタケです。

間違えやすい生き物

マダケPhyllostachys reticulata

ハチクは稈が全体に白っぽく、節の隆起線が低くて黒っぽく見えるのがマダケとの見分けどころです。

間違えやすい理由どちらも里山の竹林をつくる大型のタケです。

モウソウチクPhyllostachys edulis

モウソウチクは節の輪が1本、ハチクは2本です。

間違えやすい理由竹林で並んで生えていることがあります。

すむ場所

よく見られる場所
  • 竹林
  • 庭園
分布
中国原産です。ハチクは奈良時代ごろに伝わったという説があり、本州(主に関東以西)・四国・九州で植えられたものが野生化しています。
好む環境
人里の竹林や庭に植えられたものが見られます。

繁殖と一生

増え方
ハチクは約120年ごとに一斉に開花して枯れるといわれ、前回は1900〜1908年ごろでした。2020年前後にも各地で開花が見られ、広島大学の2023年の研究では、開花した竹林からは種子もタケノコも出ず、すべて枯れたと報告されています。クロチクも同じ周期と考えられています。

名前と分類

名前について
nigraは「黒い」という意味です。ヨーロッパに先に伝わって名前がついたのが黒い稈の型だったため、クロチクが種の基準になりました。緑の稈のハチクは野生の普通の姿と考えられていますが、変種として扱われています。この種全体を指す日本語の名前は確認できませんでした。

保全状況

IUCNレッドリスト
NE未評価まだ評価されていません

文化と話題

文化と話題
  • ハチクはマダケ・モウソウチクと並ぶ日本の三大有用竹のひとつです。細かく割りやすいので茶筅に重宝され、正倉院の笙や尺八、筆にも使われています。
  • クロチクは細い稈を生かして、筆の軸や民芸品に使われます。

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出会った生き物を記録して、集めていこう

写真を残すと日付や場所と一緒に整理され、地域のアルバムを一種ずつ埋めていけます。

Black Bamboo(Phyllostachys nigra)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo