イソガニは、日本各地の磯で石をめくると見つかる、ごく身近なカニです。1988年以降、船のに紛れたとみられる個体が北アメリカ大西洋岸やヨーロッパの北海沿岸で見つかり、外来種として広がっています。甲は角ばった形で、緑灰色と紫色のまだら模様があります。

姿・形

姿
甲幅は2.5〜4cmほどです。甲の前側の縁に3つの歯があり、体は緑灰色と紫色のまだら模様で、脚には明暗のしま模様があります。オスのはさみは大きく、指のつけ根に柔らかい袋状のふくらみがあります。

間違えやすい生き物

ケフサイソガニHemigrapsus penicillatus

オスのはさみのつけ根に、イソガニは柔らかい袋状のふくらみ、ケフサイソガニは毛の房があります。

間違えやすい理由同じイソガニ属で、大きさも住む場所も似ています。

タカノケフサイソガニHemigrapsus takanoi

タカノケフサイソガニのオスも、はさみのつけ根に毛の房があります。イソガニのオスには毛の房がなく、袋状のふくらみがあります。

間違えやすい理由ケフサイソガニと混同されてきた同じ属のカニです。

ヒライソガニGaetice depressus

ヒライソガニはずっと平たい体で、色や模様が個体ごとに大きく違います。

間違えやすい理由同じような磯の石の下に住んでいます。

すむ場所

よく見られる場所
  • 岩礁海岸
  • 転石帯
  • 護岸・防波堤
分布
サハリンから中国東部沿岸などの西太平洋に分布し、日本全国でふつうに見られます。
好む環境
岩礁や転石のあるから、それより少し深い潮下帯にすみます。
時期

日本の場合

繁殖 4〜8月

暮らし

食べ物
雑食性で、植物も動物も食べます。

繁殖と一生

繁殖期
日本では4月下旬から8月に、卵を抱えたメスが見られます。

保全状況

IUCNレッドリスト
NE未評価まだ評価されていません

文化と話題

文化と話題
  • 食用にされることはまれですが、味噌汁に入れることもあります。
  • クロダイやイシダイを釣るための餌としても売られています。

ほかの生き物も見てみる

出会った生き物を記録して、集めていこう

写真を残すと日付や場所と一緒に整理され、地域のアルバムを一種ずつ埋めていけます。

イソガニ(Hemigrapsus sanguineus)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo