イモカタバミ(フシネハナカタバミ)は、地下にが串団子のように連なる南米原産のカタバミです。第二次世界大戦後に観賞用として入り、今では全国で栽培され、各地にしています。よく似たムラサキカタバミとは、花粉が黄色いことで見分けられます。

姿・形

姿
高さ30cmほどの多年草で、葉と花茎が地面から直接出ます。
葉
で、小葉はハート形です。裏面の基部に黄色い小さな点があります。
花
花茎が葉より高く伸び、先に数輪の花を散形につけます。濃いピンクが基本で、淡いピンクや白もあります。花の中心は濃い紫色で、花粉は黄色です。
花の時期
関東地方では4~6月が主な花期で、夏は葉が枯れて地下部だけになります。9月ごろから再び咲き、暖かい地域では12月まで咲くこともあります。1970年代の関東では3月から翌年1月まで咲き続けていたとされます。

間違えやすい生き物

ムラサキカタバミOxalis debilis

イモカタバミは花の中心が濃い紫色で、花粉(葯)が黄色です。ムラサキカタバミは花の色が全体に淡く、葯が白いです。地下にはイモカタバミは塊茎、ムラサキカタバミは散らばりやすい小さながあります。

間違えやすい理由どちらもピンクの花とハート形の葉を持つ帰化カタバミです。

すむ場所

よく見られる場所
  • 庭・花壇
  • 石垣
  • 畑地
分布
原産地はアルゼンチン北部、ブラジル南部、ウルグアイなどです。日本では第二次世界大戦後に観賞用として導入され、園芸からの逸出で各地に広がりました。
好む環境
関東地方では近年、夏の暑さで弱り、半ば休眠します。
花の時期

4〜6月、9〜11月に咲きます

花 4〜6月、9〜11月

繁殖と一生

増え方
栽培されている株はほとんど種子をつけず、主に塊茎が分かれて増えます。野外に帰化した株は種子でもゆっくり広がり、大きな群落をつくります。草刈り機で砕かれた地下部からも増えます。

注意すること

注意すること
植物体にシュウ酸を多く含みます。

名前と分類

名前について
イモカタバミはもともと独立した亜種 rubra として扱われていたものの和名で、のちにこれらはフシネハナカタバミ(Oxalis articulata)にまとめられました。園芸の世界では今もイモカタバミの名で流通しています。

保全状況

脅威
近年は畑にも入り込んでいます。一方、石垣に生えると雨水をさえぎり、石垣の中の土が流れ出るのを防ぐ働きもあります。

文化と話題

文化と話題
  • 葉柄どうしを引っかけて引っ張り合い、どちらの葉がちぎれるかを競う子どもの遊びがあります。
  • フシネハナカタバミ(節根花片喰)という和名は、地下の塊茎が節のように連なる姿に由来します。

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出会った生き物を記録して、集めていこう

写真を残すと日付や場所と一緒に整理され、地域のアルバムを一種ずつ埋めていけます。

イモカタバミ(Oxalis articulata)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo