アサザは、池や沼の水面に丸い葉を浮かべ、夏から秋にふちが細かく裂けた黄色い花を咲かせる水草です。環境省レッドリストで準絶滅危惧とされ、霞ヶ浦や北浦では市民団体と行政が協力して守る取り組みが行われてきました。

姿・形

育つ姿
水底に根を張り、葉を水面に浮かべる多年草()です。
葉
スイレンに似た、切れ込みのある丸い葉を水面に浮かべます。
花
黄色い花で、花びらのふちに細かい裂け目がたくさんあります。花は一日でしぼみます。
花の時期
夏から秋に咲きます。

間違えやすい生き物

ガガブタNymphoides indica

ガガブタは花が白く、アサザは黄色です。花の色で見分けられます。

間違えやすい理由同じ属で、丸い葉を水面に浮かべる姿がよく似ています。

ヒメシロアサザNymphoides coreana

白い花で、花の直径は8mmほど、葉も直径2~6cmと小さいです。

間違えやすい理由名前も姿も似た同じ属の水草です。

すむ場所

よく見られる場所
  • 湖沼
  • ため池
  • 水路
分布
ユーラシア大陸の温帯に分布し、日本では本州(青森県の小川原湖)から九州まで見られます。
好む環境
地下茎を泥の中にのばし、流れのゆるい浅い水域で育ちます。

繁殖と一生

増え方
めしべの長い花と短い花があり()、違うタイプの花の間で花粉がやりとりされないと、正常に種子ができません。種子は翌年に芽を出すほか、土の中で数年間眠っていることもあります。

育て方

増やし方
でクローンとして広がるほか、種子でも増えます。

保全状況

IUCNレッドリスト
LC低懸念絶滅のおそれは低いです
現状
環境省レッドリストでは2007年に絶滅危惧II類から準絶滅危惧に見直されました。東ヨーロッパでは絶滅が心配される一方、北アメリカでは侵略的な外来種とされています。

文化と話題

文化と話題
  • 漢字では浅沙・阿佐佐と書くほか、荇菜・莕菜・鳧葵などの表記もあります。

ほかの生き物も見てみる

出会った生き物を記録して、集めていこう

写真を残すと日付や場所と一緒に整理され、地域のアルバムを一種ずつ埋めていけます。

アサザ(Nymphoides peltata)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo