サツマノミダマシは、丸い緑色の腹部をもつ体長1cmほどのコガネグモ科のクモです。夜はの中央にいて、昼は網のそばの葉に隠れています。名前は、この腹部がハゼノキの実(京都や福井の一部で「サツマの実」と呼ぶ)に似ていることから付けられました。

姿・形

姿
雌は8〜11mm、雄は8〜9mmほどです。腹部は明るい黄緑色で、前方の両わきに黄色い帯状の模様があります。と脚は褐色で、脚の先ほど色が濃くなります。雄は腹部が小さく脚が細長く、全体に褐色がかります。

間違えやすい生き物

ワキグロサツマノミダマシNeoscona mellotteei

腹部の横や下を見ると区別できます。サツマノミダマシは腹部の側面から下面まで緑色ですが、ワキグロサツマノミダマシは黄色い模様より下が褐色です。ワキグロは頭胸部や脚も濃い色をしています。

間違えやすい理由姿も暮らし方もほとんど同じで、同じ場所にいっしょにいることもよくあります。北海道で見つかればワキグロのほうです。

すむ場所

よく見られる場所
  • 日当たりのよい草地
  • 林
分布
本州から八重山諸島までに分布し、北海道にはいません。国外では韓国、中国、台湾、ロシア極東にいます。
好む環境
平地から山地まで、日当たりのよい草地や林で見られます。

暮らし

活動
少し高い場所に中くらいの垂直な円網を張ります。夜は網の中央にいて、昼は網のふちの葉に隠れ、刺激すると飛び降りることがあります。

繁殖と一生

寿命
年1世代で、6〜8月ごろに成体になります。

保全状況

IUCNレッドリスト
NE未評価まだ評価されていません

文化と話題

文化と話題
  • 『ゲド戦記』の作者ル=グウィンの絵本『いちばん美しいクモの巣』に、いちばん美しい巣を張るクモとして登場します。

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サツマノミダマシ(Neoscona scylloides)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo