キタムラサキウニは、東北や北海道など北の冷たい海に多いウニで、ウニ漁の大切な対象です。南に多いムラサキウニによく似ています。市場では身の色から、エゾバフンウニの「赤」に対して「白」と呼ばれることがあり、地方によってはノナやガゼとも呼ばれます。

姿・形

姿
殻の直径は6〜7cm、とげの長さは2〜3cmほどです。とげは暗い緑色、紫色、褐色をしています。

間違えやすい生き物

ムラサキウニHeliocidaris crassispina

見た目はよく似ていて写真だけでは見分けにくいです。とげを取った殻は、キタムラサキウニが緑色から紫色、ムラサキウニが灰色です。ムラサキウニはより南の海に多く、キタムラサキウニは岩の穴に入りません。

間違えやすい理由とげの色も形もよく似ていて、名前も似ています。

すむ場所

よく見られる場所
  • 岩礁
  • 磯
  • 海藻の茂る浅い海
分布
日本では太平洋側は相模湾より北、日本海側は島根県より北、そして北海道に分布します。国外では朝鮮半島や中国北部の沿岸にもいます。
好む環境
冷たい水を好むウニで、水温が26〜30℃を超えると死んでしまいます。から水深180mほどまでの岩の多い海底にすみます。
時期

日本の場合

繁殖 7〜10月

暮らし

食べ物
海藻のほか、海底に積もった生物のかけらや腐ったものも食べます。
活動
若いうちは転がった石の下にいて、大きくなると岩の上に出てきます。ムラサキウニと違い、岩の穴に入る習性はありません。

繁殖と一生

繁殖期
産卵期は福島県・青森県で7〜10月ごろ、北海道で9〜10月ごろです。
増え方
幼生は1〜2か月ほど海中をただよってから海底に降り、稚ウニになります。えさが十分なら2年目から産卵します。
寿命
14〜15年ほどです。

名前と分類

名前について
以前は Strongylocentrotus nudus という学名で呼ばれ、のちに Mesocentrotus 属に移されました。

保全状況

IUCNレッドリスト
NE未評価まだ評価されていません

文化と話題

文化と話題
  • 食べるのはで、多くは生で食べますが、蒸しウニや塩ウニにもなります。
  • 北海道では生殖巣が6〜8月ごろに最もよく育ち、産卵期の9〜10月ごろは禁漁になります。
  • 海藻を食べ尽くすの対策もかねて、捨てられる野菜などを与えて身入りをよくする養殖が試みられています。

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出会った生き物を記録して、集めていこう

写真を残すと日付や場所と一緒に整理され、地域のアルバムを一種ずつ埋めていけます。

キタムラサキウニ(Mesocentrotus nudus)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo