サツキは渓流沿いの岩場に自生する日本固有の低木で、ほかのツツジより遅い初夏に花を咲かせます。庭木や盆栽として親しまれています。園芸で「サツキ」と呼ぶ木には、近い種との交配品種も含まれます。

姿・形

育つ姿
高さ50〜150cmのの低木です。春に出る葉は落ち、夏に出る葉の一部が冬を越します。
葉
長さ3cmほどの細長い葉が互い違いにつきます。春の葉は秋に落ち、夏の葉の一部が冬にも残ります。
花
漏斗形の花で、赤・朱色・ピンク・白などがあります。上側の花びらに濃い斑点があります。
花の時期
日本では5〜7月に咲き、ふつうのツツジより遅めです。
実
細長い卵形ので、11〜12月ごろに熟します。

間違えやすい生き物

ヤマツツジRhododendron kaempferi

ヤマツツジは春に咲き、サツキはふつう初夏に咲きます。ただし園芸品種では開花時期が重なることもあります。

マルバサツキRhododendron eriocarpum

どちらも背の低いツツジです。マルバサツキには白い花の先が淡い紫やピンクに染まるものがありますが、写真だけでは区別しにくいこともあります。

すむ場所

よく見られる場所
  • 渓流沿いの岩場
  • 庭
  • 生け垣
  • 街路の植え込み
分布
で、本州の関東から近畿にかけての渓流沿いを中心に自生し、九州南部や屋久島にも分布します。庭や道路沿いには園芸品種も植えられています。
好む環境
増水で水をかぶるような川岸の岩の上に根を張って暮らしています。
花の時期

5〜7月に咲きます

花 5〜7月 · 実 11〜12月

注意すること

注意すること
ほかのツツジと同じく、植物全体にという毒の成分を含みます。

名前と分類

品種といろいろな姿
園芸品種には赤・ピンク・白の花のほか、絞り模様や咲き分けもあります。これらには近い種との交配品種も含まれます。

保全状況

IUCNレッドリスト
NE未評価まだ評価されていません
現状
京都府では、園芸用の採集などで減っている絶滅危惧種とされています。

文化と話題

文化と話題
  • サツキの名は、ほかのツツジより遅く旧暦5月ごろに咲くことに由来します。
サツキ(Rhododendron indicum)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo