アメリカビロードキンクロは、アラスカとカナダで繁殖し、北アメリカの沿岸で冬を越す大型の海ガモです。以前は日本で冬に見られるビロードキンクロと同じ種とされていましたが、今は別種とする考え方が広まっています。日本ではごくまれにしか記録がありません。
姿・形
- 姿
- 全長48〜60cmで、クロガモの仲間では最も大きい種です。雄は全身が黒く、目の後ろに小さな白斑があり、嘴の基部に黒いこぶがあります。雌と幼鳥は濃い褐色で、顔に淡い斑があります。雌雄とも翼に白い部分があり、飛ぶとよく目立ちます。
間違えやすい生き物
すむ場所
- よく見られる場所
- 海
- 湾・河口
- 北方の森の湖
- 分布
- アラスカからカナダ西部の森林地帯の湖で繁殖し、冬はアメリカ北部とカナダ南部の太平洋岸・大西洋岸、五大湖で過ごします。
- いる時期
- 日本ではごくまれにしか観察されません。北海道別海町で観察された個体が、国内初の可能性がある記録として報告されています。
暮らし
- 食べ物
- 潜水して貝類を中心に食べ、カニやエビなどの甲殻類、水生昆虫も食べます。小魚や植物も少し食べます。
繁殖と一生
- 繁殖期
- 巣作りが遅く、6月下旬から7月上旬になってようやく産卵を終えることが多いです。
- 巣
- 水辺の茂みの下の地面を浅くくぼませ、を敷いて巣にします。
- 卵の数
- 卵9〜10個(6〜12個)
- 抱卵
- 雌だけが25〜30日間抱卵します。
- 巣立ち
- ひなは自分で餌を探し、雌がそばで見守ります。7〜11週ほどで飛べるようになります。
名前と分類
- 名前について
- 以前は、本種とビロードキンクロを、ヨーロッパビロードキンクロ(M. fusca)の亜種とする扱いが一般的でした。アメリカ鳥学会は2019年にこの3つを別種に分けました。今も1つの種の亜種として扱う資料があります。
保全状況
- IUCNレッドリスト
- LC低懸念絶滅のおそれは低いです
ほかの生き物も見てみる
出会った生き物を記録して、集めていこう
写真を残すと日付や場所と一緒に整理され、地域のアルバムを一種ずつ埋めていけます。





