エゾノコリンゴ(広義)はアジア大陸に広く分布するリンゴ属の落葉高木で、春に香りのよい白い花を咲かせ、秋に直径1cmほどの赤や黄色の実を房状につけます。日本の山に自生するのは、毛の多い近縁のエゾノコリンゴ(Malus mandshurica)です。寒さと病気に強く、園芸用クラブアップルの親としても知られます。

姿・形

育つ姿
高さ10〜15mほどになる落葉高木です。
葉
楕円形〜卵形で先がとがり、縁に細かい鋸歯があります。切れ込みはありません。
花
直径3cmほどの香りのよい白い花が4〜6個ずつ集まって咲きます。
実
直径8〜10mmの丸い実が秋に赤や黄色に熟します。がくは実が熟す前に落ちます。

間違えやすい生き物

エゾノコリンゴMalus mandshurica

若い葉の裏や葉柄、花柄に毛が密生していればエゾノコリンゴです。

間違えやすい理由毛のほかは姿がほとんど同じです。

ズミMalus toringo

ズミは長く伸びた枝の葉などに深い切れ込みがあります。切れ込みのある葉が1枚もなければ本種です。

間違えやすい理由どちらも春に白い花が房状に咲き、小さな実をつけます。

すむ場所

よく見られる場所
  • 山地の林
  • 林縁
分布
シベリア、モンゴル、中国、朝鮮半島、ヒマラヤ地域に分布します。日本の北海道から本州中部に自生するのは、毛の多いエゾノコリンゴ(Malus mandshurica)です。

育て方

育て方
寒さにとても強く、病気にも強い木です。中国北部ではリンゴのとして使われています。

名前と分類

名前について
日本ではエゾノコリンゴを本種の(var. mandshurica)とし、種全体を広い意味でエゾノコリンゴと呼ぶことがあります。若い葉の裏や葉柄、花柄に毛が多いのがエゾノコリンゴで、毛のほかに安定した違いはないとされます。エゾノコリンゴを別種 Malus mandshurica として分ける分類では、本種は毛の少ない大陸の木を指し、その基準変種はシベリアリンゴとも呼ばれます。

保全状況

IUCNレッドリスト
LC低懸念絶滅のおそれは低いです

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出会った生き物を記録して、集めていこう

写真を残すと日付や場所と一緒に整理され、地域のアルバムを一種ずつ埋めていけます。

エゾノコリンゴ(広義)(Malus baccata)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo