ハラビロトンボは、名前のとおり腹部が短く太く平たい小型のトンボで、メスの腹は特に幅広いです。未熟なうちは雌雄とも黄色ですが、オスは成熟すると全身が黒くなり、腹部にシオカラトンボのような青白い粉を帯びます。平地の浅い池や湿地、休耕田で4月下旬から9月ごろまで見られます。

姿・形

姿
体長31~39mmほどです。腹部が短く太く平たく、特にメスは極端に幅広いです。
季節による姿
未熟なときは雌雄とも黄色が基調です。オスは成熟すると黒くなり青白い粉を帯びます。メスは黄色が濃くなるものと、白っぽくなるものがいます。

間違えやすい生き物

シオカラトンボOrthetrum albistylum

シオカラトンボは体長50~55mmと大きく、腹部が細長いです。ハラビロトンボは40mmに届かない小ささで、腹部が短く幅広いです。

間違えやすい理由成熟したオスはどちらも黒い体に青白い粉を帯びます。

すむ場所

よく見られる場所
  • 浅い池沼
  • 湿地
  • 休耕田
分布
北海道南部から本州、四国、九州、種子島に分布します。国外では朝鮮半島と中国大陸の沿海部にいます。
好む環境
平地の浅い水辺で羽化し、羽化した場所の近くで暮らして、遠くへはあまり移動しません。
見られる時期

日本の場合

活動 4〜9月

暮らし

群れの暮らし
成熟したオスは羽化した水辺に狭い縄張りを作り、メスを見つけると短時間で交尾します。

繁殖と一生

増え方
メスが単独で、の陰の水面に腹の先を打ちつけて産卵します(打水産卵)。オスは上空で見守ります。
幼虫
は毛深く、泥をたくさん付けています。そのため乾燥に強く、水が干上がっても泥の中でしばらく生き延びられるといわれます。

保全状況

IUCNレッドリスト
LC低懸念絶滅のおそれは低いです
現状
いくつかの都道府県のレッドリストに載っていて、区分は地域によって異なります。

ほかの生き物も見てみる

出会った生き物を記録して、集めていこう

写真を残すと日付や場所と一緒に整理され、地域のアルバムを一種ずつ埋めていけます。

ハラビロトンボ(Lyriothemis pachygastra)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo