イスカは、上下のくちばしの先が食い違っている鳥で、このくちばしでマツかさをこじ開けて種子を取り出します。日本には主に冬鳥として九州以北に渡ってきますが、年によって数が大きく変わります。北海道や本州の山地では少数が繁殖します。
姿・形
- 姿
- 全長約17cmで、スズメより少し大きい鳥です。オスは暗い赤色で、翼と尾は黒褐色です。メスは頭から背がオリーブ緑色、体の下側は黄色みのある白色です。ひなはまっすぐなくちばしで生まれ、1〜2週間ほどで先が交差し始めます。上のくちばしが右に曲がるか左に曲がるかは個体によって違います。
間違えやすい生き物
すむ場所
- よく見られる場所
- マツ林
- 針葉樹林
- 山地の林
- 分布
- ヨーロッパ、アジア北部、北アメリカの針葉樹林に広く分布します。日本では九州以北に渡来し、北海道や本州の山地で少数が繁殖します。
- いる時期
- 主に冬鳥ですが、一部は留鳥として繁殖します。
- 好む環境
- がよく実った針葉樹林を探して移動します。
暮らし
- 食べ物
- 主に針葉樹の種子を食べ、特にマツの種子を好みます。くちばしで球果を開き、舌の先のハート形の突起で種子をかき出します。小さな昆虫も食べます。
- 活動
- ふだんは木の上で採食しますが、地上に降りて水を飲む姿もよく見られます。
繁殖と一生
- 繁殖期
- 球果の実りに合わせて、ほかの小鳥より早い2月ごろから繁殖を始めます。
- 巣
- 針葉樹の枝に、枯れ枝を使ったお椀形の巣を作ります。
- 卵の数
- 卵2〜4個
- 抱卵
- 約13〜16日
- 巣立ち
- 孵化後およそ2〜3週間
保全状況
- IUCNレッドリスト
- LC低懸念絶滅のおそれは低いです
文化と話題
- 文化と話題
- 漢字では「交喙」「鶍」と書きます。物事が食い違って思いどおりにならないことを「鶍の嘴(いすかのはし)」といいます。
ほかの生き物も見てみる
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