ヒイラギモチは、角ばった葉の四隅にとげがあるモチノキ科の常緑樹で、冬に赤い実をつけます。中国と朝鮮半島南部が原産で、日本には自生せず、生け垣や鉢植えとして植えられています。ヤバネヒイラギモチ、シナヒイラギとも呼ばれ、流通名はチャイニーズホーリーです。

姿・形

育つ姿
高さ3mほどになる常緑の小高木で、枝葉が密に茂ります。
葉
厚くつやのある濃い緑の葉が互い違いにつきます。葉はほぼ四角形で、四隅と先端に鋭いとげがあります。古い木の上の枝ではとげが少なくなります。
花
4〜5月ごろに白から黄緑色を帯びた小さな花を咲かせます。雄株と雌株が分かれるです。
実
雌株にだけ直径1cm弱の丸い実がなり、12〜1月ごろに赤く熟します。

間違えやすい生き物

ヒイラギOsmanthus heterophyllus

葉のつき方で見分けられます。ヒイラギモチは葉が互い違いにつき(互生)、ヒイラギは2枚ずつ向かい合ってつきます(対生)。

間違えやすい理由どちらもとげのある常緑の葉を持ち、名前も似ています。

セイヨウヒイラギIlex aquifolium

ヒイラギモチの葉は四角に近く、四隅と先端に大きなとげがあります。セイヨウヒイラギの葉は縁が波打ち、とげがたくさん並びます。

間違えやすい理由どちらも赤い実をつけ、クリスマスの飾りに使われます。セイヨウヒイラギは本来のクリスマスホーリーで、ヨーロッパ原産です。

すむ場所

よく見られる場所
  • 庭
  • 生け垣
  • 公園
分布
中国と朝鮮半島南部に自生します。日本で見かけるのは植えられたものです。
好む環境
日なたから半日陰で育ち、水はけのよい土を好みます。
花の時期

4〜5月に咲きます

花 4〜5月 · 実 12月〜1月

注意すること

注意すること
果実にはサポニンが含まれ、たくさん食べると嘔吐や下痢を起こすことがあります。

名前と分類

名前について
名前に「ヒイラギ」と付きますが、ヒイラギはモクセイ科のまったく別の植物です。
品種といろいろな姿
アメリカで作られた「バーフォーディー」のように、葉先にだけとげがある園芸品種があります。

保全状況

IUCNレッドリスト
LC低懸念絶滅のおそれは低いです

文化と話題

文化と話題
  • 「クリスマスホーリー」の名で売られることもありますが、本来のクリスマスホーリーは同じ属のセイヨウヒイラギです。

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ヒイラギモチ(Ilex cornuta)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo